私は毎朝いちばんにラップトップで日本のニュースをチェックします。
今朝は衝撃を受けました。
安倍元首相が銃撃されて、ヘリで緊急搬送されたと・・・
そのときこちらは午前8時頃、日本は午後4時頃。
何とか助かって欲しいとやきもきしながら続報を待ちましたが、10時前(日本の午後6時前)に、
必死の手当も空しくお亡くなりになられたとのニュースが入りました・・・。
世界でもっとも安全な国のひとつである日本で、こんな事件が起きるなんて。
近頃はいとも簡単に、他人に危害を加える事件が後を絶たないように感じます。
自分が満たされていないから、幸福でないから、他人に危害を加えて刑務所に行きたい、あるいは死刑になりたいと。
自分の人生がうまく行っていないのを社会のせいにして逆恨みし、幸せそうな他人を社会の代表として標的にしてやろうと。
そんな風に、私には思えます。
安倍元首相を殺害した犯人は、殺害によっていったい何を変えられた、何を得られたというのでしょう?
ほんとうに短絡的で野蛮で卑劣な犯行です。
銃撃の瞬間を捕えた映像を見ました。
犯人にはすぐさま数名の黒いスーツ姿の男性が飛びかかっていました。
あれが皆警備要員だったとしたら、あれだけの人数がいれば、
安倍元首相の周囲に多角的に目を配れなかったのかな?と疑問に思ってしまいました。
ある目撃者の方は、警備の人たちは「安倍元首相が見ていた方向を向いていた」と言っておられましたし。
背後への警戒が十分でなかったのかもしれません。
でも毎回毎回緊張の中周囲360度に警戒を怠らないというのも、なかなか大変なことです。
今後街頭に立つ政治家や候補者やその他有名人をどのように守っていくか。
難しい課題です。
ムスメがメッセージで、「安倍元首相のこと、好きだった?」と訊いてきました。
なので正直に答えました。「好きとも嫌いとも言えないわ、ほとんど知らなかったから。」
30年前に日本を離れてしまったし、もともと政治には興味ありませんでしたからね。
でも穏やかな風貌と穏やかな話し方から、好感は持っていました。
まだ67歳でおられたそうですから、さぞや無念だったことと思います。
昨日のこの時間には元気でおられた方が、今はもう亡くなってしまったなんて。
今日や明日を無事に終えられるという保証は誰にもないことを、改めて痛感させられました。
ご遺族の皆様に心からのお悔やみを申し上げるとともに、
安倍元首相のご冥福を、心からお祈り申し上げます・・・。