土日は私は仕事が入っていましたが、なかなかに目まぐるしい週末でございました。
前回記事の終わりの方に、『オットーは扁桃炎にかかってしまったらしい』 と書きましたが、
あの晩(13日金曜日)オットーは、寝床に入ってから悪寒と咳がして、2時間半くらいしか眠れなかったそうです。
そこで翌土曜日の朝食後に、念のため再度コロナ検査をしてみたところ・・・ 陽性!
義母と同様、オットーもとうとうコロナに初めて感染してしまいました。
ということは、家族近親者のなかで、コロナ未感染は、とうとう私一人ということに。
うわ~、何だか心細いわ~・・・
もちろん義母もオットーも私も、症状がなかっただけで、すでにコロナに感染していた可能性も、
ないわけではないですけどね。
義母のコロナの症状は、幸い比較的軽く済んだようで、咳があり、食欲がなく(これは数週間前からですが)、
倦怠感でやる気が起きず(これも数週間前からですが)・・・ といった程度だったようです。
でも4日前の木曜日からジェイン(義妹)が泊まり込んでくれているおかげか、
少しずつ、食べたり飲んだりの量が増えています。
ただ、日常活動には浮き沈みがあるようで、たとえば昨日はベッドを出て
居間の自分の肘掛け椅子に移動し、夜の就寝時まで、そこで過ごしたそうです。
なのに今日は、億劫がってベッドを出たがらず、食事はすべてベッドで取り、
ベッドを離れるのは隣にある簡易トイレを使うときのみだったとのこと。
こうなるとやはり95歳8ヶ月には、住み込み介護ヘルパーさんが、最善なのではと思います。
さて、やはりと言うべきでしょうが、ジェインにもコロナの症状が出始め、
今日検査したところ、陽性でした。ただ幸いなことに、小学校の教師助手をしているジェインは、
すでに去年コロナに感染していたためか、今のところは症状が軽くて済み、
義母の介護に支障はないそうです。
コロナ陽性だったため、病欠も取れるので、住み込み介護が始まるまで
義母の泊まり込みを続けられそう、とのこと。
オットーに話を戻しましょう。
一昨日土曜日の朝、コロナ陽性が確認されたオットーには、かなり辛い症状が出ました。
37.8℃の微熱と悪寒があり、絶え間なく鼻水と咳が出、腫れた喉はひどく痛み、
朝食のミルクティーは下水のような(味わったことないけど)ひどい味がしたそうです。
私は仕事だったので、安静にするよう言って出掛けました。
帰宅したときオットーは、たくさん着込んでブランケットにくるまって居間のソファーで休んでいました。
その晩オットーはベッドに行きましたが、後から聞いた話では、絶え間ない咳と喉の圧迫感に苦しみ、
結局一睡もできなかったそうです。
私は昨日の日曜日も仕事でした。
出勤前に階下でオンライン・ニュースをチェックしていたら、オットーが2階の寝室を出て、
バスルームに行くのが聞こえました。
あと30分したら家を出なきゃ、という、午前8時45分頃。
突然、食器棚が落下したような、すごい物音が響きました。
キッチンをのぞいてみたけれど平和そのものだったので、2階に上がったところ・・・
寝室を入ってすぐの床に、オットーが倒れていたんです!
思いもかけない光景に、私の思考は停止。
病院勤務時代に習ったABCDE(Airway, Breathing, Circulation, Disability, Exposure)・・・を思い出しつつ、
(どうしよう、どうしよう) とオロオロしながらオットーに呼びかけていたら、幸いなことに、
30秒もしないうちに目を開けてくれました。
最初はろれつが回らず、自分がどこにいるのかもわからないようでしたが、わりとすぐに
頭の中はクリアーに。
ただ、体が細かいガラス片で覆われていたので、そのまま横になっているよう頼み、
まず掃除機を使って、ガラス片を丁寧に、できる限り吸引。
周囲の床にもしっかり掃除機をかけたあと、助け起こしました。
オットーは低血圧気味で、こんな風にふっと意識を失うことが、たま~に、あるんです。
ベッドに5分ほど腰掛けていたら大丈夫になり、階下に下りることもできました、よかった。
夜間は咳がひどかったものの、喉が痛すぎてほとんど水分を取れなかったので、
血圧がいつも以上に下がってしまったのだろう、とのこと。
食欲は残っていて、自分で朝食を用意し(いつものことです)食べ始めたので、安心しました。
オットーは、大開きになった寝室の扉に平行して倒れていました。
オットーが倒れ込んだ、ガラスが3枚入った扉が、右手の壁を激しく打ちつけたため、上と下のガラスが割れてしまったようです。
オットーにガラスによるケガがなかったのが、不幸中の幸いでした。
オットーが 「横になった状態より座っている方がまだ楽だから、今日は一日居間にいる」 と言うので、
後片付けは帰宅後にまわし、丁寧に掃除機だけかけ、私は仕事に出掛けました。
でもオットー、私が帰宅するまでに、ガラス片をピザの空箱に集め、割れたガラスの応急処置もしておいてくれました。
昨日仕事から帰宅したら、オットーは前日同様、居間でブランケットにくるまっていました。
喉の腫れと痛みと咳は相変わらずで、悪寒も定期的に戻ってくるので、鎮痛薬を定期的に服用していたとのこと。
座った姿勢の方が横たわった状態より楽なので、昨夜は居間で休みました。
真夜中頃から3時間半ほど、まとめて眠れたので、「昨夜よりはずっと休めた気がする」 と、今朝言っていました。
一昨日土曜日の仕事帰り、薬局に寄って、コロナ検査キットを買いました。
コロナ全盛期に私が雇用主からもらっていた無料の検査キットが、あとふたつになってしまったので。
以前は誰でも無料で送ってもらえた検査キット、今はなかなかにお高いんですね。
一回分、356円なり。
A&E の危機的状況を目の当たりにしましたから、もう救急車も A&E も、アテにはできません。
どうかこの冬、体調をひどく壊すことなく乗り切れますように・・・! と、祈るような気持ちでいます。
ちなみにコロナのワクチン接種ですが、この冬は65歳以上と、基礎疾患がある人のみが対象です。
オットーは65歳なので、今月末に接種に呼ばれていますが、61歳の私は見送りです。
義母は A&E に行った日の3日前に、自宅に来てくれた看護師さんに接種してもらっていましたが、
効能が出始める前だったのかも。それでも症状が軽く済んだのは、ワクチンのおかげかもですね。