今日は仕事がオフだったので、ストラウドに映画を見に行きました。 映画館は “The Railway Man” 以来だから、10ヶ月ぶり。
上映は正午、料金は大人一名7.80ポンド(¥1445)。
正午10分前に館内に入ったのに、他には誰もお客さんがいなくてびっくり。
後ろの方の席を頼んだけれど、そこからだとスクリーンが下の方に見えるので、ちょっと下の、スクリーンと正面から向き合える席に移動。
この席を指定された人がきたら、謝って移動すればいいと思って。 でもそれは杞憂でした。
この回の上映を見たお客さんは、私を含めて全部で6人。 6日前に公開されたばかりなのに?!
人々の映画館離れ、本当に深刻なのかもしれない。 ちょっと待てばDVDが出るし、やがてはテレビでも放映されますからね。
良い子の私はしないけど(ホントですよ)、ネットで違法ダウンロードとかもできたりするらしいし。
見たのは、もちろん! “The Imitation Game” でした。
ネタバレしたくないから詳しくは書かないけれど、個人的には、とてもよかったです。
「事実と違う点がかなりある」 なんて辛口の批評もあるようですが。
エキセントリックな天才的数学者を、カンバーバッチが見事に演じていた。 と思います。
彼が演じたアラン・テューリング(と映画の中で発音されていたのでチューリングから訂正します)の親族の感想はというと:
「映画は私の伯父(叔父?)を真に讃えてくれました。」 (姪御さん、BBCラジオ・マンチェスターにて)
「ベネディクト・カンバーバッチは完璧なキャスティングでした。 彼以上にふさわしかったであろう俳優は思いつきません。」 (甥御さん、同上)
「カンバーバッチは私が知らなかった多くのことを知っていました。 アランについての彼の知識の量に驚嘆しました。」 (テューリングの甥の息子さん)
映画はテューリングの最期については 「青酸化合物による自殺」 としていました。
テューリングの功績は、第二次世界大戦の終結を少なくとも2年早め、1400万人の命を救ったと推定されているそうです。
なのに当時は同性愛は違法な犯罪行為だったため、不遇の最期を迎えた彼。
批評はいろいろありましょうが、この映画、私は本当に見てよかったと思いました。 あっという間の114分でした。
この映画により、人々がテューリングについて知り、彼の功績に改めて感謝することを願ってやみません。
彼がいなかったら、おそらくコンピューターの誕生と発達はずっと遅れていたことでしょう。
テューリング氏の偉業に敬意と感謝を捧げるとともに、彼のご冥福を心からお祈りします。 ・・・・・
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映画館の写真を撮りたかったものの、映画館が面する通りはバス停が並んでいて人も多い。
恥ずかしかったので断念し、代わりに多層階駐車場の屋上から写真を撮りました。
後方に見える高架橋は、線路です。
(・・・パノラマ写真にすればよかった。 テューリングさんとは対極的に頭の回転の鈍い私・・・・・ )
もうすぐ12月なので、ムスメに送ってやろうと思い、アドヴェント・カレンダーを買いました。
もう大学生なんだからチョコレート入りじゃなくていいだろうと、ツリーみたいに組み立てられるの(3.99ポンド=¥738)を最初に買ったんですが。
それだけじゃあんまりみたいな気がして、結局チョコレート入りの(5.99ポンド=¥1110)も買っちゃいました。
一ヶ月のクリスマス休暇で、12月13日には家に戻ってくるんですけどね・・・
ツリー型のやつはこっそり開封して、「12月だね!」、「来週会おうね!」、「明日会おうね!」、「あとでね!」 などのメッセージを忍ばせておきました。
せっかくの余暇時間を削って工作したんだから、喜んでよね~! ムスメ!!