8月最後の月曜日は Summer Bank Holiday という休日につき、イギリスは今日、
バンク・ホリデー・ウィークエンドの最終日。
夏休みの最後を飾るためお出掛けする人が多いが、三連休の初日にM20高速道路でびっくりの事故があった。
27日(土)の正午過ぎ、12:07頃。 M20 (M20 motorway)の頭上をまたいで伸びていた歩道橋が落下!
原因は、歩道橋が人知れず老朽化していたためではなくて。 高速道路を走っていたモノが衝突したせいだった。
一見して向かって左側のトラックの 「背が高すぎたんだろうっ! 」 と思ってしまったけれど、
ぶつかったのは左側のトラックではなく、並んで走っていた右側のトラックに積載されていた掘取機だった。
つまり左側のトラックは、そのとばっちりで大きく破損されたわけ。
なるほど、この角度 から見るとわかりやすい。
原因をつくった掘取機。 歩道橋、途中からみごとにぼっきん!ですね。 反対車線側まで崩落しなくて、ほんとよかった。
足止めをくらってヒマを持て余し、野次馬してみる人々。
気になる死傷者はというと、バイクで走っていた50歳男性一名のみ。 肋骨を折って救急ヘリで搬送されたものの、命に別状はないそうです。
下のマンガ解説によると、バイクの男性は咄嗟にバイクをスライドさせて直撃を免れたのだろうとのこと。
すごい反射神経! (仰天してバランスを崩しただけ、という見方はこの際ボツに。)
ひとつ間違えば数家族を巻き込む大惨事になっていただろうから、落ちてきた歩道橋の大部分を受け止めてくれたトラックに
大感謝です。 あのトラックがあのときあの場所を通過中で、本当に本当によかった・・・・・
それぞれのやり方でヒマをつぶす人々。 ドーバーへの長い道のときといい、・・・お疲れさまです。
あの歩道橋、落下前はこんな風だったそうです。 落ちたのは向かって左の細い側ですが。
事故発生時に歩道橋を歩いている人がいなかったことも、本当にラッキーでした。
事故現場は、ロンドンから南東に約50kmの地点。 歩道橋が落下したのは、西方面側だそうです。
掘取機を積んでいたトラックも、見事にぼっきり! 罪作りな掘取機だこと。 ・・・あのトラックを運転していた人の現在の心境を思うと・・・
できるだけ早く高速道路を再開するため、事故処理は徹夜で行われたそうです。
大型クレーンで折れた歩道橋を撤去。
歩道橋が崩落しなかった東方面側が事故から28時間後の昨日午後4時半頃、崩落した西方面側もその約30分後には再開したそうです。
崩落しなかった側の歩道橋の残りは現状のままで安全と判断されたようですが、その下を通るのって、
なんかちょっとコワい気も・・・