男爵殿のお宅での最初の住み込みのとき、珍しい野菜に出会いました。
奥様が買っていらした“ケーレッツ(Kalettes)”(単数形はケーレット)です。
開いた芽キャベツみたいな見た目・大きさの野菜。
柔らかくておいしかったので最初の住み込みの終わりに買って帰り、塩茹でして肉料理の付け合せに食べたらオットーも気に入ってくれました。
私のつたない説明よりずっといいので、ケーレットについて書かれているブログにリンクさせていただきましょう。
日本でもデビュー済みだったんですね。
ケーレットは芽キャベツとケールという野菜の掛け合わせのようですが、ケールは私、普段買いません。
ざく切りにして袋詰めされて売っていますが、初めて買って茹でて食べてみたとき、芯の部分が堅く筋張っていて口に残ったので。
葉の部分も苦味があったような。
だからケーレットにも疑いの目を向けていたんですが、ケーレットは予想に反して苦味もなく柔らかくて美味しかったです。
ケーレットは今のところ、我が町にある大手スーパーTescoには売っていなくて、高級めのスーパーWaitroseでしか手に入らないようです。
男爵邸から最寄の町にWaitroseがあり私の帰宅ルートにほど近いので、私もそこで買いました。
ケーレット、おいしかったから住み込み仕事の帰りには今後しばらく買っちゃいそう。
でもケーレットって、もう4年も前にニュースになっていたんですねぇ。
Move over kale - we're all eating kalettes now - The Telegraph
ぜんっぜん知らなんだ! ・・・やっぱり田舎暮らしのせい?・・・
もうひとつの珍しい野菜は、オットーと入った大手スーパーのTescoで見つけました。
サンファイヤ(Samphire)という、ちょっと気取った重厚な響きの名前です。
実際は野草みたいなもので、気取っても重厚でもないんですけどね。
サンファイアについても、リンクを貼らせていただきます。(←他力本願)
海の香り サンファイア(samphire) - 晴れときどき菜園
さっと茹でて、バターと塩をからめてみました。(鍋の中のサンファイアはオットーの分を盛りつけたあとなので量が減っています。)
このサンファイアはときどき固い部分が残っていて、味も大したことないし、話のタネに一度食べれば十分。
もう二度と買うことはないでしょう。
ついでながら。
私のお得意の『おつとめ品コーナー』で、最近妙な色合いのチーズを見ました。セージ入りのダービー・チーズ(Derby cheese)。
緑色のヒビ割れのような線がちょっと不気味です。(って、私の好物のスティルトンの青カビよりはマシ。)
こっちは可愛いデザインのチーズ。オレンジの部分はハーブとガーリック入りのレッド・レスター、白い部分はクリームチーズなんですね。
話のタネに、どちらもいちど買ってみようかな?
食べもの関連で、これは食べものではないですが、通りかかった車にかわいいポーチが下がっていたので思わず二度見し写真もパチリ。
コーニッシュ・パスティ です。柔らかそうな見た目といいちょうどいい焦げつき具合といい、よくできてる!
カロリーが気になるものの、コーニッシュ・パスティは美味しいので大好き
(久しぶりに食べたくなっちゃったなぁ・・・ )