Quantcast
Channel: ハナママゴンの雑記帳
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1546

ならず者サッカー・ファン

$
0
0

 3日前のニュース。

パリの Richelieu-Drouot 地下鉄駅で、仕事から帰宅途中の黒人男性が地下鉄に乗車しようとしたのだが、

二度乗車を試みて、二度とも扉近くにいた乗客にホームへと押し戻された。

 

この悪質な嫌がらせ行為をしたのは、パリの住民でも、フランス人でもない。

支持するチェルシー・サッカー・チームを応援するためパリに遠征していた、イギリス人サポーターたち。

 

 続けて “We’re racist, we’re racist, and that’s the way we like it” と声高に唱える彼等。

 (動画はこちら。)

 


車内にいたチェルシー・ファンの一人として身元が判明したのは、ジョシュ・パーソンズ(20歳)。

パブリック・スクール(上流家庭や政治家や富豪の子息用の、学費の高い私立の寄宿制学校)出身で、

現在は大学でビジネスを学ぶかたわら金融関係の仕事のアシスタントをしているという。

彼のレイシスト “事件” への関与の程度はまだ不明だが、調べが終わって潔白とされるまで、

自宅待機させられている。

  


年間の授業料が3万ポンド(550万円)という、パーソンズの母校 Millfield School


彼の友人によると、パーソンズは 「熱心なチェルシー・ファンで、チェルシーの試合はイギリス国内はおろか、

ヨーロッパ中にまで応援に出掛けていた」 とのこと。


パーソンズの自宅(お祖母さんと暮らしているらしい)の外で見かけられた警察車。


下左: 被害者で3児の父の Souleymane S さん(33歳)。 「乗車しようとしたが、チェルシー・ファンたちに阻まれ押し戻された。

彼等は英語で何か言っていたが、私には意味がわからなかった。 撮影されていたとは知らなかった。

ニュースになったおかげで、警察に行って正式に訴える勇気が出た。

許しがたい行為をした彼らは、きちんと処罰されるべきだ。」


下右: チェルシー・サッカー・チームの最初の黒人スター選手、ポール・キャノヴィル。

「彼らは応援に行くのを生涯禁止されるべきだ。」


     


下左と中: 身元が判明した二人目、ジョーダン・マンデイ。

彼は自発的に警察に行き、彼自身は何もしなかったと供述したそうだ。


私は向かって右側に立っていたマッチョ男(下右)が主犯ぽいと思う! あいつが被害者を押した張本人では?

早く身元が判明しますように。

    

 

“事件” を撮影したのはフランス在住の英国人ポール・ノーラン氏で、彼はその映像を 『ガーディアン紙』 に送った。

「黒人男性は明らかにショックを受けていた。 数人のフランス人が 『信じられない・・・正気の沙汰じゃない』 とつぶやくのも聞こえた。

チェルシー・ファンたちは、近くのフランス人乗客に 『第二次大戦中どこにいたんだ?』 などと言ってはやし立ててもいた。」


フランスで有罪になれば、3年以下の懲役刑と3万3千ポンド(600万円強)以下の罰金を科されることになるそうだ。

イギリス警察は映像からの “ならず者” の身元調べに乗り出し、チェルシー・サッカー・クラブはホットラインを設けて、

“嫌悪すべき” 行為をした彼等に自発的に出頭するよう呼びかけている。

1970年代にチーム・ファンのフーリガン行為に苦しめられたチェルシー・クラブは、

「彼等がクラブのメンバーと判明したら、最も強硬な措置を取る。

あのような嫌悪すべき行為は、サッカー界にも社会にも存在すべき場所はない。」 との声明を出した。



・・・ 情けないったら ・・・ いい大人が、しかもわざわざ外国まで行って、何やってんだか ・・・

あの連中のうちの誰かが身内だったら、恥ずかしいだろうな。 もし夫だったりしたら、私なら離婚を考えるかも。

自分たちは大勢だからと気が大きくなったんだろうな。

もし自分が一人で、駅のホームはマッチョな黒人男性で溢れていたとしたら、

あんなこと絶対にできなかっただろうな。


有罪になったら、今後の試合見物は生涯禁止にしてやればいい。

それが彼等には、一番こたえるはずだから。

心からそう思います! 


 

にほんブログ村 海外生活ブログへ にほんブログ村


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1546

Latest Images

Trending Articles