今回、安かったので初めてカタール航空を使ってみました。 ロンドン-成田往復で、一人536ポンド。 今日のレート(£1=¥183)で9万8千円ということになります。
30余年前に初めてドイツに行ったときは、成田-フランクフルト往復で、30時間もかかる一番安い 『南回り便』 で、忘れもしません。18万円! もしたんですよね。 それに比べたら、ほんっとうに安くなったものです。
カタール航空はロンドン・ヒースロー空港の第4ターミナル(T4)発着。 T4を使うのは初めてでした。 出発時間(離陸時間というのか?)より3時間半も前に着いてしまったけれど、ダメもとでガラ空きだったチェックインカウンター(下左)に行ってみたら、すぐにチェックイン手続きしてくれ、大きなスーツケースから開放されることができました。 た~っぷり時間つぶしをしたあとボーディング・ゲートへ。 搭乗前に、これから乗るカタール航空機(下右)が見えました。
搭乗機は新しそうで、キレイで、機内エンターテイメント用の画面はタッチスクリーン。 それ用の接続コードを持っていれば iPhone の充電もできたようで、コードをスーツケースに入れてしまっていたムスメはガッカリしてました。 機内でのインターネット接続は有料のようでした。
それなりにおいしかった機内食。 パンが2色になっていたので感心しました。 芸が細かい! (味は大したことなかったケド。) ドーハ到着前に配られた 『サンドイッチ』(下右) は、油っこくてサンドイッチというよりはパイでした。 完食しましたが。 (隣はカップケーキ。)
ヒースロー発は15:05(日本時間で同日23:05)。 6時間50分かけてまず、ドーハのハマド国際空港に到着。 新しくてピカピカな空港だと思ったら、旅客便の同港の使用が始まったのは、つい去年の4月のことだったんですね。 乗り換えの待ち時間は2時間でした。
喉が渇いたので飲み物を買いたかったのですが、あいにく手持ちはイギリス・ポンドか日本円のみ。 価格はすべて、現地通貨と米ドルで表記されています。 レジの女性に5ポンド紙幣を受け入れてくれるか尋ねたら、OKと言ってもらえました。 ただおつりはすべて米ドルになるとのことで、4ドルをおつりにもらいました。
今回、往復で合計4回乗機したわけですが、ドーハ発成田行きのこのときだけ、バスに乗って移動し自分の足で飛行機に乗り込みました。
足元のスペースや座席幅が広めで快適(下左)だったロンドン-ドーハ間に比べ、ドーハで乗り込んだ機は窮屈(下中)でした。 座席前のポケットも昔風だし、古めの機種だったのかな?
ちなみに窮屈だったのは、この時のみ。 帰路のドーハ-ロンドン間(下右)ではポケットは昔風だったものの、足元のスペースは広めでした。
ドーハを発ったのは、現地時間で翌日01:55(日本時間で翌日07:55)。 でもイギリス時間では前日の23:55だったので眠くなり、成田行きのこのフライト中はできるだけうとうとして過ごしました。
イギリス時間のままの体内時計では夜中だったため、それなりにおいしそうな機内食が出たものの、ほとんど食べられず・・・
さて、ムスメの前の席のおじさんですが。 ヒマを持て余したか、ときどき手を背もたれに伸ばしてきました。 幸いムスメは眠っていたからいいけれど、夢中になって映画を見ているときに画面上部に手が出てきたら、気が散らされるから私だったらイヤだなぁ。 と思いました。 疲れていようと飽きようと、周囲への気配りは忘れたくないものです。
その昔の 『南回り』 に似たコースを辿って、ようやく九州上空にたどり着きました。 なつかしい日本・・・
10時間と10分後の18:05、成田空港に無事着陸。 イギリス時間では10:05。 ヒースローを発ってから、ちょうど19時間が経っていました。
成田空港も、ピカピカで綺麗でした。
充実した日々を過ごし、今度は帰路です。
成田発は、予定より30分早まって22:00、イギリス時間では14:00。 それなりにおいしそうな機内食が出たので、食欲はなかったもののできるだけ食べました。 あ、下右はドーハ-ロンドン間で出たやつでした。 たしか。
11時間半(!)後、ドーハに着陸。 ふたたび、ハマド国際空港です。
ちょっとイミフメイな、巨大な置き物。 黄色い、・・・クマ? あの電灯は何? 何かのCM?
だらしなく舌を出した、・・・それなりにかわいいカエルのぬいぐるみ。 これは、文句なくカワイイ! 水色のボーダー・コリー?の指人形。
他の指人形も、カラフルでかわいい。 これは、・・・子供向け? アラブのカップル人形??子供、欲しがるのかこれっ???
扇子って、芸者さんを連想させるのか・・・。 小腹が空いたので、成田空港で買っておいた菓子パンをムスメと分けっこして食べました。 おいしい日本の菓子パンと、また会う日まで、しばしの別れです。
帰路のドーハでの乗り換え待ち時間は3時間。 お店めぐりにも疲れたあとは、ボーディング・ゲート付近に腰掛けてひたすら出発を待ちました。 ドーハを発ったのは、現地時間で06:35、日本時間で12:35、イギリス時間では04:35。
また新しくて清潔な機内でした。 さらばドーハよ、また来る・・・可能性は低いけど・・・日まで。
空港のすぐ外は海のようでした。
ドーハを発った飛行機は、ひたすらロンドンを目指します。 懐しい家並が見えてきました。
この時期、そのきつい香りが匂いに敏感な人を悩ませる菜の花の畑も。 地面がかなり近づいたと思ったら、すぐに着陸です。
ロンドン到着は11:30、日本時間では19:30。 成田を発ってから21時間半後でした。
ようやく機外に出られるヨロコビ。 待ちに待った時間です。
《 感想 》
カタール航空、飛行時間が長いので、私は今回きりになりそうです。
でも料金は安いし、設備もサービスも申し分ありませんでしたから、飛行時間が気にならない方には大いにおススメします。
と思ったら、昨夏 『日経トレンディネット』 でもそう取り上げられていたんですね。
私も若くて元気一杯だったら、低料金に大喜びで何度も使うところでしょうが・・・ (あ、でも軟弱ムスメは 「二度とイヤ」 と言ってます )、
加齢とともに、物事の優先順位も変わりますね。
ということで、カタール航空は: 安くて設備・サービスも良い。 長時間飛行が大丈夫なアナタにはおススメ! です。