最近ネットで読んで知りました。
自立生活が困難になり自己ネグレクト気味になった高齢者が、
たとえば「ちゃんとした食事を取っていますか?」と誰かに聞かれたとき、
「もちろんですよ、昨日は○を焼いて○を炒めたのと○の茹でたのを付け合せていただきました」
などとやけに具体的な、でも真実ではない供述をすることを、
『取り繕い反応』
というのだそうです。なるほど・・・
義母の現在(2023年1月23日)に書きましたが、義母がしていることは、これだったんですね。
同じ記事に書きましたが、1月19日には義母は、午前9時頃に転倒し、救急車に来てもらうようでした。
でも転倒&救急車の件を覚えていたのは、その後の4日ほど。
それ以降はすっかり忘れてしまい、訪問介護ヘルパーさんを導入する必要性にからめてオットーが、
「転倒して救急車を呼んだよね?」と指摘しても、義母は
「そんなこと、・・・なかったわよ~!」
と疑わしげにオットーを見、オットーに
「じゃあ俺が嘘を言っていると思うの?」
と訊かれると、視線を逸らせて口をつぐんでしまうそうです。
いずれにせよ、転倒&救急車のおかげで義妹のジェインが、
義母のための訪問介護ヘルパーさんを導入する決意を固めてくれたので、助かりました。
今日はジェインが義母を訪問する水曜日だったので、
以前(3年半ほど前)クソ野郎(故・義父)の介護を依頼していたサンライズ・ケアに来てもらい、
オットーも同席のうえで打ち合わせを終えました。
義母は相変わらず「私にはヘルパーは必要ない」というスタンスで浮かない顔をしていたけれど、
オットーのみならずジェインにも説得されたので、しぶしぶという感じで受け入れたそうです。
週の最低受注時間は5時間だそうなので、当初はそれでスタートすることに。
ヘルパーさんには週に4日、1日だけ2時間、あとは1時間ずつ3日、来てもらうことになったそうです。
多分来週から、訪問介護をスタートできるとのこと。
時間は午前11時頃になりそうです。朝の前半は、起床と身支度の介護が必要な顧客さんが多くて、
ラッシュアワーですからね、仕方ないでしょう。
とりあえず義母は、転倒さえしなければ、身支度は(完成度はともかく)自分でやっていますから。
ヘルパーさんには(義母が隠した?)使用済みリハパンを見つけてちゃんとそれ用のゴミ箱に捨ててもらい、
常用薬をちゃんと服用しているかチェックしてもらい、
簡易トイレの中身を空けて容器を洗浄してもらい、
期限が切れたり腐りかけた食べ物を廃棄してもらい、
買い足す必要があるものをリストに書き足してもらい、
余った時間で掃除したり義母の話し相手をしてもらえれば、
オットーも義妹も安堵しリラックスできることでしょう。
義母宅の玄関の鍵は、義母が今住んでいる家の玄関脇にもともとついていたキーセイフに、すでに入っています。
こうしておけば、万一義母が何らかの理由で玄関ドアを開けられなくても、
ヘルパーさんは屋内に入れますからね。
義母は3日前に誕生日を迎え、95歳になりました。
住み込みヘルパーさんの休憩時間をカバーする仕事をしている私の顧客さんの中に、
義母と同い年で来月95歳になるアイリーンさん(仮名)がおられます。
お歳にもかかわらずアイリーンさんは頭がはっきりしておられて、でも目の病気で
視力がほぼ無くなってしまわれたので、住み込み介護ヘルパーさんを入れています。
とても話し易い方で、コミュ障の私なのに、アイリーンさんとは会話に困りません。
なので、義母に関するグチ(リハパンを履くことやヘルパーさん導入を拒否したこと)を聞いていただいてきました。
アイリーンさんは『念のため』にリハパンを履いておられるので、リハパンを履くことに
抵抗感はなかったのか訊ねたところ、
「履き心地は最高とは言わないけれど、でも履くわよ。履かなかったら危険(dangerous)だもの!」
とおっしゃられたので、思わず声を出して笑ってしまいました。
この意気、義母にも見習って欲しい~~~!
義母は何ごとに関しても、本当に否定的です。
オットーや義妹が、居間の敷物はつまずきの危険があるから(救急隊員にも指摘されました)取り除くことを提案しても、
ごちゃごちゃと部屋を狭くしている家具やキャビネット(クソ野郎だけが使っていたもの)を車庫に移すよう提案しても、
そろそろ杖だけでは心許ないから歩行補助器(両手でつかむタイプの)を使うよう提案しても、
「私は大丈夫、今のまま何ひとつ変えたくないの」
と、ことごとく拒否します。
何なの~この反抗期は!?
記事に画像がないと寂しいので、今回は、アイリーンさんに許可をいただいて撮らせてもらった
アイリーンさんのウォーク・イン・シャワーを載せさせていただきましょう。
アイリーンさんのお宅を最初に訪問したとき、ちょうどウォーク・イン・シャワーを取り付ける工事中でした。
以前はバスルームの一角にシャワー・キュービクルがありましたが、それだと
出入りや介助が困難なので、キュービクルを取っ払ったそうです。
ついでに壁面に、折り畳み式のシャワー・チェアーも取り付けてもらったそう。
なるほど、これなら動線を気にすることなくシャワー介助ができて、ヘルパーさんも大助かりです。
アイリーンさんのウォーク・イン・シャワーの画像、オットーにも見せました。
義母のシャワーもこれにできたら楽だろうにと。
でも義母が拒否することは目に見えているので、義母に提案するつもりは、毛頭ありません。・・・