待ちに待った好天気がやって来たと昨日書きましたが、
今日はまた、一日中雨がそぼ降るうすら寒い一日でした。
オットーが昨日のうちに芝刈りをしておけてよかったです。
色の組み合わせが私好みの、スーパーの花束
今日は水曜日なので普段なら義妹が義母を訪れるところですが、今日は義妹、都合が悪くて来られませんでした。
ウクライナから避難してきて義妹一家の家に身を寄せているウクライナ人の義父に付き添って、病院に行かなければならなかったので。
義妹は小学校の教師助手として水曜日以外の平日は働いていますが、幸い今週はイースター・ホリデーで学校はお休み。
なので今日の代わりに明日、義母を訪れるとのことでした。
そこでオットーと私とで、雨降りなので車で義母の買物をし、それを届けるついでにさりげなく、
義母が薬をのんだかや、簡易トイレはきれいになっているかをチェックしました。
早いもので、義母のところに介護ヘルパーさんに来てもらうようになってから、早くも2ヶ月になろうとしています。
ヘルパーさん導入はしぶしぶだった義母、今もその気持ちに変わりはないようです。
が、私たちは大助かり
冷蔵庫の中身や薬を服用したかのチェック、使用済みリハパンの廃棄(義母は引出しなどに隠す傾向にあったため)、
簡易トイレの汚物の廃棄と容器の洗浄、掃除などをしてもらえるので、義母宅はすっかり清潔になりました。
トイレも頻繁に洗浄掃除された結果、私にはどうしても落とせなかった黒ずんだ汚れすら、
いつの間にかキレイに無くなりました。
義母は相変わらず(自分は自立生活できている、ヘルパーさんなど必要ない)と考えているようですが、
とりあえずヘルパーさんを追い返すようなこともなく訪問を受け入れているのでOKです。
ヘルパーさんが来るのは月・木・金・土曜日の、お昼前の1~2時間。
通常1時間ですが、木曜日だけはシャワー介助もお願いするので2時間になりました。
(義母はこれまた相変わらずヘルパーさんをバスルームから閉め出すので、実質的な介助は受け入れていませんが。)
水曜日は義妹が義母を訪問するので、オットーが受け持つのは、日曜日と火曜日だけでよくなりました。
ただ食料品の買物は相変わらずオットーがやっているので、オットーは、日・火・金に義母を訪ねています。
義母宅は我家から片道2kmと適当な距離にあるので、運動がてら、雨が降っていない限りは徒歩で。
ちなみに介護ヘルプ費用は、一時間で23.50ポンド(3830円)だそうです。
* * *
最近義母の歯が、続けて二ヶ所、欠けてしまいました。
義母はオットーに電話してきてそう報告するも、歯医者には行きたがらなかったそうです。
でも悪化させてから行くより今行った方がいいと説得され、しぶしぶ同意。
先週の金曜日の午後、オットーの運転で、私も同乗して義母に付き添いました。
私が一緒に行ったのは、たとえ短時間であっても義母を一人にできないからです。
足元がおぼつかなくなってきたため、たとえ片手に杖をついても、一人ではおけないほど不安定なので。
屋内なら家具に手をついてバランスを取れるのでまだしも、屋外ではそうもいきませんからね。
歯医者から帰宅したとき、その日の午前中に義母を訪問介護したヘルパーさんから、オットーに電話がありました。
「今朝お母様のお宅に忘れ物(フェイスシールドでした)をしてしまいました。そこで前もって電話でお母様に、
午後はずっと在宅されることを確認し、寄らせていただく許可もいただいたうえで、先ほど立ち寄らせていただきました。
ですがお留守だったので、キーセイフの合鍵を使って屋内に入り、忘れ物を持ち帰りました。」
という報告でした。
オットーにそう伝えられると、義母は即座に、
「電話なんてなかったわよ。電話があったら覚えているはずだもの!」
義母、私たちが到着したとき、歯医者の予約のことなどすっかり忘れて、コーヒーを飲みクロスワードをしながら
くつろいでいたんですけどね・・・
なぜすぐにむきになって、こんな言い方をするのでしょう。可愛げないっ!
私も同業なので、ヘルパーさんに対し申し訳ない気持ちになりました。
昔の義母だったら 「あら、私がうっかりしていたかしら!?」 と、自分に非があった可能性を含む
言い方をしていたと思うので、これは認知症(診断はされていませんが)による
性格の変化と思いたいし、思うことにします。・・・
* * *
さて今日4月5日は、クソ野郎だった義父の誕生日でした。
存命だったら97歳になっていたところです。
オットーと私とで買物を届けにいったとき、義母のために鶏肉を小分け冷凍作業中だったオットー、
「今日は何日だったっけ?」
私が 「4月5日」 と答えると、義母、
「4月5日って、・・・何かあったような気がするんだけど、何だったかしら・・・ 誰かの誕生日?」
オットーが 「父さんの誕生日だよ」 と言うと、義母、
「あぁもちろん!そうだったわね!」
義母は去年も同じことを言っていましたっけ。
昔は義父の誕生日や父の日が近づくと、子供たちに 「カードを送るのを忘れないようにね」 と
電話してきたものでしたが・・・大きな変わりようです。
『自分の夫は最高に良い夫だった、自分は幸せな結婚生活を送った』 との揺るぎない信念を持つ義母。
いっそのこと、義父に関する真実ではなかったそのような忌々しい記憶まで、一切無くしてしまえばいいのに・・・と、
意地の悪い私はつい思ってしまいますわ。