前回記事でもちらっと触れましたが、54歳という若さで急逝された、中山美穂さん。
私はもともとエンタメにはそれほど興味なかったし、1992年=平成4年に日本を離れたし、
それまでの10年間は東京でOLをしていて多忙な毎日だったので、
中山美穂さんで思い出せるのは、
話題になったドラマ「毎度お騒がせします」くらいです。
それだって実際には見ておらず、エンタメニュースで題名を聞いたことがあったくらい。
ただもちろん中山美穂さんのことは、テレビで見て知っていました。
キリっとした端整な顔立ちが印象に残っています。
急逝されたとニュースで知ってから、あれこれ読んできたんです、中山美穂さんについて。
なるほど、
辻 仁成さんという方と2002年に結婚され、フランスに移住、2004年に息子さんを出産、
2014年つまり息子さんが10歳のときに協議離婚、親権は元夫さんに譲り、
本格的に芸能活動を再開されたんですね。
会えぬまま急逝・・・中山美穂さん 「もう必要ないか」 離婚直後に綴っていた“離別息子”への悲痛な本音 - 女性自身
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10歳の一人っ子の息子さんと離れ離れになるって・・・ 美穂さんの心境を思ったら、複雑な気持ちになりました。
ニュースを読むかぎり、離婚後は美穂さんは、ただの一度も息子さんと会うことはなかったようですが、
本当にそうだったんでしょうか?だとしたら、何だかなぁ・・・と思ってしまいます。
というのも、欧米では基本的には離婚後も、子供の親権は両親が共同で持ち、子供の健全な成長のために、
子供が普段は一緒に住んでいない親とも交流を続けられるようにするのが一般的なので。
もちろん親が子供を虐待していたとか、子供に危害を加える怖れがあるとか、
子供を連れ去って外国に逃亡する危険があるとか、
そういった場合は別ですが。
日本ではそのへん、どうなっているのかな?と疑問が湧いたので、ググってみました。
離婚後も子供に会いたい!親権無しでも問題なく子供に会う方法と注意点 - ベンナビ離婚
面会交流権とは?離婚後の面会の決め方や頻度、注意点を解説 - 離婚弁護士相談広場
【面会交流】離婚後に子供と会うための権利 - 弁護士法人DREAM
子供に会いたい。【離婚後の面会交流の進め方を解説】 - 弁護士法人デイライト法律事務所
なるほど、日本では親権はどちらか片方の親に行くようですが、それでも、
たとえ親権がなく、養育費の支払いすらしていない親でも、
子供に会う(=面会交流する)権利はあるんですね。
自分に何かしらの問題があって、その権利が認められない場合を除いては。
美穂さんの息子さんは現在20歳、来月には21歳になられます。
本当に過去10年間、一度も母親である美穂さんに会っていなかったとしたら、
突然の母親の死を、どう受け止めたのでしょう・・・?
美穂さん、こんな形でなく、生きているうちに息子さんに会いたかっただろうな・・・
「親権は元夫に」が離婚の条件だったとしても、面会交流の権利はあったのでは・・・?
息子さんの健全な成長のために、定期的に美穂さんと面会交流することは、
決してマイナスにはならなかったのでは・・・?
などと、いろいろ考えてしまいます。
ヨソ様の家庭のことですから、赤の他人があれこれ想像をめぐらせても、仕方ないのですが。
美穂さん、これからは空の上から、息子さんを見守っていることでしょうね。
どうか安らかにお休みください・・・。