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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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最後まで「自立」していたい

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私が住み込み介護の仕事を離れ、今の仕事を始めて、早くも3年目に入りました。

住み込みヘルパーさんの休憩時間をカバーする仕事

最初の頃は「人手が足りないから」と懇願されて平日も働くことがありましたが、

最近は滅多に頼まれることもなくなったので、週休5日制が定着しつつあり、

私にはちょうどいいペースです。

それなのに、あぁそれなのに・・・

仕事オフの5日間って、なぜ飛ぶように過ぎていくの~っ!?

(やった~、今日から5連休) と思っても、

あっという間に明日はもう、オフ最終日の金曜日・・・

(今週は特にです、月曜日にトレーニングがありましたから。)

フルタイム並みに働きつつ、家事もケイトーの散歩もこなしていたかつての自分が、

信じられません。スーパーウーマンだったのかっ、私!?

 

今日はクリスマスケーキの上面をデコレするためのホリーの葉と実を、

型抜きした白と黄のマジパンで作りました。

来週はいよいよケーキを焼くぞ~!

 

*       *       *

 

先日ケア・コーディネーターから一斉メールが届いて、

顧客さんの一人で私も訪問していたアンさん(仮名・87歳)が、

住み込み介護を受けていた自宅を離れ、介護施設に入居されたと知らされました。

認知症があってたま~に不穏状態になることもあったものの、

普段は穏やかで話好きな、とても好ましい方でした。

リューマチがある右脚が少し曲がってしまっていて、トイレが必要な際は

歩行補助器を使ってゆっくり歩き、階段に取り付けられた電動チェアリフトで2階に上がり、

バスルームまで行っていたのですが、今年の7月に脳溢血を起こされ、入院。

リハビリも兼ねて病院で9月末まで過ごし、退院して自宅に戻ったものの、

ご自分の脚ではもう一歩も、歩けなくなっていました。

 

アンさんの病院ベッドはその前からすでに階下の居間にあったので、

帰宅後はベッドから出ることはなく、日中はベッドでテレビを見たり、

ヘルパーさんとおしゃべりしたり、うとうとしたりして過ごし、

夜もそのベッドで眠る、という生活でした。

ご自分では体位変換も難しくなっていたため、オムツ交換には

二人が必要です。そのため朝・昼・夕・夜と一日に4回、

訪問介護ヘルパーさんにも来てもらっていました。

 

ベッドに寝たきりは良くないけれど、居間は狭くて可動式ホイスト(吊り上げ器械)も

動かし辛いので、少し前に天井に頑丈なレールが取り付けられ、天井ホイスト

完成したばかりでした。でもその天井ホイスト用のスリング(アンさんの身体を包み込んで

吊り上げるための頑丈で分厚いナイロン製の布)がなかなか届かなくて、

結局その天井ホイストが使われることは、一度もありませんでした。

 

アンさん、脳溢血を起こす前はちゃんと食欲があって、一日三食きちんと食べていたんです。

が、退院して帰宅後は、飲食の量が、めっきり減ってしまって・・・

以前の1/4か1/5しか、食べたり飲んだりされなくなっていました。

それで心配していたんですが、案の定、施設に入られたと・・・。

点滴とか必要になったら、もう在宅介護は難しいですからね。

近居の娘さんが複数人いらっしゃるので、今後は娘さんたちが、

アンさんを訪ねてくれることでしょう。

 

誰もが願うことでしょうが、私も、最後の最後まで、「自立」していたい。

文字通り、「自分の足で」「立っていたい」です。

それを達成するためにまず必要なのは、筋肉のある健康な身体。

そう考えると、私が今年から室内トレーニングを始めたのは、ほんとタイムリーでした。

そ~うなんです、かれこれ9ヶ月になりますが、続けています、変えてみた生活習慣

16時間断食ダイエットをやめて一日三食に戻したため、体重がリバウンドするのでは?と

戦々恐々としていましたが、大丈夫でした。

それはやはり、室内トレーニングのおかげでしょうね。

散歩と違って雨の日でもできますから、本当に始めてよかったです。

体重はほとんど減っていませんが、きっと脂肪が減って筋肉がついてきているんだと

良いように解釈して、納得しています。

 

同年代の方々のブログを見ていると、身体のあちこちに

不調を抱えておられる方が多くて、

五十肩が治ったあとは絶好調の自分は、

本当にラッキーだと思っています。

ただ、中山美穂さん急逝のニュースを見て、

人間誰しも明日の命はわからないことを、改めて思い知りました。

 

日本人女性の(寿命じゃなくて)健康寿命は、75歳とか76歳とか、それくらいでしたよね。

「人生プラマイゼロ」などとも言われますから、私も今は健康体でも、

この先いつどうなるか、わかったものではありません。

ですから、どうかなった時に後悔しないよう、

そしてできるだけ健康寿命を延ばせるよう、

室内トレーニングは今後も真面目に続けようと思っています。

 

中山美穂さんのご冥福をお祈りします。

 


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