年が明けても、変わらず週末だけ働いている私。
少し前からお伺いするようになったお宅で、女王陛下からの結婚60周年お祝いカードを、
初めて目にする機会に恵まれました。
顧客さんのジョンさん(仮名・84歳)は、一歳半年上の奥様と、現在も暮らしておられます。
お二人が結婚されたのは、1960年4月30日。
当時ジョンさんは19歳、奥様は21歳の若さだったそうです。
結婚60周年を迎えられたのは、まだエリザベス女王がご健在だった5年前のことだったんですね。
2020年春といえば、コロナ禍でロックダウンが始まって、誰もが不安で一杯だった頃でした。
女王陛下からの100歳の誕生日をお祝いするカードは、以前、別の顧客さんパットさん(仮名)のお宅で拝見しました。
(3年ちょっと前に102歳だったパットさん、ご存命なら現在105歳です。)
一昨年には、チャールズ国王夫妻からの100歳をお祝いするカードも見ることができました。
(一昨年100歳になられたオードリーさんのお宅へは、現在も伺っています。
今年5月には102歳になられますが、心身の状態は一昨年とそれほど変わっておらず、今も
歩行補助器を使いながら、ご自分の足で歩いておられます。)
結婚60周年をお祝いするカードまで見られたので、これで英国君主からのカードをすべて見たことになり、満足です。
ついでながら、君主からのカードについて、ちょこっと調べてみました。
英国政府のサイトによると、
Get a birthday or anniversary message from the King - GOV.UK
公的年金を受け取っている人ならば、100歳・105歳・106歳以降の誕生日のお祝いカードは、
自動的に送られてくるようです。
(あれ、ということは、私も100歳まで生きれば、カードが送られてくるのかな?
って、100歳まで生きたいとは思わないのでべつにいいんですけどね。)
結婚記念日のお祝いカードは、60周年(ダイヤモンド)・65周年・70周年(プラチナ)・71年以降の毎年、
記念日の5週間以上前に申し込めば、送ってもらえるそうです。記念日を過ぎてしまっても、
6週間以内なら送ってくれるとのこと。
ただし申し込む際には、結婚証明書のコピーを添付する必要があるそうです。
バッキンガム宮殿のサイトには、申込書もついていますね。
Wedding Anniversary Message - BUCKINGHAM PALACE
ジョンさんと奥様のダイヤモンド婚お祝いカードは、お子さんが申し込んでくれたそうです。
カードは額に入れられ、玄関を入ってすぐの壁に飾られていて、ホッコリしました。
そういえば義母と今は亡きクソ野郎義父も、結婚62周年まで迎えましたが、
女王陛下からのお祝いカードはいただきませんでした。
義母にとっては 『忍耐』 を強いられるだけの長い、長~い結婚生活でしたから、
子供たち(オットーを始めとする4人)の誰もが、
女王陛下からのお祝いカードを申し込もうなどとは思いもしなかったのは当然です。
今でもお互いを思いやりながら平穏に暮らしておられるジョンさんご夫妻を見ると、
(人生のパートナー選びは本当に大事だな)
と、つくづく思います。