Quantcast
Channel: ハナママゴンの雑記帳
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1528

eVisa 取得のためのお出掛け

$
0
0

一昨日、私の雇用主である介護サービス供給事業所のマネージャーから、メールが入りました。

「事業所に監査が入ったのだが、アナタ(=私)の就労許可を明記した公的書類がないとの指摘があったので、提出して欲しい」

とのことでした。

私はムスメが学校に上がった2000年9月から働いてきましたが、これまで雇用される際に必要だったのは、

そのときに有効なパスポートと、古いパスポートに貼りつけられた無期限滞在許可証(ビザ)、

あとよく覚えていないんですが、たしか結婚証明書(marriage certificate)も必要だったかも?

それだけでした。ですから、移民問題が深刻になっている今、不法就労を取り締まるため、

監視の目が厳しくなったのかもしれません。

 

さて近年、移民局を管轄する内務省が、すべての滞在許可証をデジタル化してオンライン管理することになり。

デジタル化されたビザは eVisa と呼ばれ、昨年中の取得が奨励されていました。

でも取得の道のりは険しそうで、なんと英国に移住して以降の毎年の在住を証明できる公的書類の提出が必要とのこと。

自分の名前が入った水道光熱費の請求書とか、銀行の残高明細書とか、医療機関からの文書とかですかね?

私の場合、無期限ビザがもらえたのはオットーと結婚した1993年でしたから、それ以降の31年間の書類を

探し出さなければならないことになります。が、これがほんと大変。

私は結婚して最初の7年間は、働いていませんでした。

水道光熱費等の請求書は、当時働いていたのはオットーだけでしたから、オットーの名前でのみ来ていました。

結婚後銀行口座は共同名義に変更しましたが、そして当時は毎月残高証明書が郵送されてきましたが、

公的書類の保管義務期間は7年なので、そんな古い残高証明書は、とっくに破棄してしまっています。

う~ん、これは絶対に、私の名前入りの公的書類がない年が数年あるぞ・・・

 

私より英国在住暦が長い方の動画  で、その大変さがよくわかりました。

イギリスに住むシニアの日常・イギリスの外国人のビザシステムの移行・ビザ申請は簡単なようでとても大変 (以下略) - 英国あれこれ物語/ YouTube

 

オットーが調べたところでは、私がすぐに eVisa を申請取得しなくても、国外に出ない限りは問題ないし、

国外に出たとしても、古いパスポートに貼りつけられた無期限ビザがある限りは、再入国を拒否されることは

ないだろうということでした。再入国審査に、多少時間はかかるかもしれないけれど。

なので面倒臭がりの私ですから(エバるな)、当面は様子を見ることにしたんです。

 

そんな風に悠長に構えていたところに、マネージャーからの 「就労許可証明」 のリクエストが来たわけです。

「内務省からのレターでも何でもいいからないか」 と言われたけれど、そのようなものはかつて必要だったことがなかったので、

もちろんありません。そうマネージャーに伝えると、マネージャーもあれこれ調べたのか、しばらくして、

「アナタが政府のサイトにアクセスしてシェア・コードを取得し私に教えてくれれば、アナタの移民ステータスも

就労許可があることも、こちらでチェックできる」 とのことでした。そこで政府のサイトにアクセスしてみたところ、

「シェア・コードを取得するには、eVisa が必要です」。

 

自分でたくさん英語を読むのは大変なので、オットーの助けを借りて、eVisa 取得についての現況を調べてもらいました。

すると、古いパスポートに貼りつけられた無期限滞在許可証を持っている人は、オンラインで

NTL (No Time Limit) BRP (Biometric Residence Permit) = 無期限の生体認証情報を含む滞在許可証

を申請できることがわかりました。この NTL BRP を無事取得できれば、自動的に eVisa も取得できるそうです。

なので一昨日は、NTL BRP のオンライン申請で半日つぶしました。現在有効なパスポートと、古いパスポートに貼りつけられた

無期限滞在許可証と、結婚証明書と、オットーのパスポートまで、スキャンしてアップロードもしました。

しかしながら NTL BRP 獲得には、オンライン申請に加えて 「生体認証情報」 提出のために 「面接」 も必要となります。

「面接」 には、内務省から委託されている 「サービス・ポイント」 まで本人が出向かなければなりません。

そこで一昨日、サービス・ポイントの予約スロットを閲覧したところ、何とガラ空きだったので、

昨日午前11時の予約を入れて、行ってきました。

 

私が訪れたサービス・ポイントは、ガラス張りの明るい建物でした。でも駐車場は有料。気づいてよかったです。

QRコードをスマホでスキャンして、その場で一時間分の駐車料金1.99ポンド(≒380円)を払いました。(安くてよかった

 

(入口前に停まっているのは、コーヒーを売りに来たバンでした。)

 

時間に余裕をもって行ったので、20分も早く着いてしまいました。

トイレに行きたかったのでトイレだけでも借りようと建物に入ったら、すぐに応対してもらえ、トイレを借りる間もなく2階に案内され、

予約番号をチェックされ、現在有効のパスポートを数分かけてチェック(スキャンもしてたかも)されたあと、

隣のブースに案内されて写真を撮られ、指紋も器械で採取されて終わり。

「面接」 といっても入国審査のような質問をされるわけでもなく、本当にパスポートのチェックと写真と指紋だけでした。

かれこれ10分ほどで済んだ感じでしたね。

建物内は静かで、私以外に訪れている人も2~3組しか見かけませんでしたが、これは予約制になっているからかも。

 

建物の隅にあったトイレを借りたあと、外に見えた風車をパチリ。何でこんなところに風車が!?

車を出したあと風車に近づいてみようとしたのですが、通行止めになっていたりでなかなかできず。

 

 

サービス・ポイントは人通りも車通りも少ない静かなビジネス・パークにありましたが、車でウロウロしていて不審に思われても

困るので、あきらめて帰途につきました。

 

 

グーグル・マップのストリートビューからの拝借ですが、これが私が訪れたビジネス・パークです。

 

我が町ダーズリーから行けそうなサービス・ポイントは3ヶ所あったのですが、私はブリストルもカーディフもよく知らないし、

サービス・ポイントも市内にあるようなので、47km離れたスウィンドンを選びました。スウィンドンのは町の外にあり、

田舎道をドライブして到達できそうだったので。

片道小一時間で到着しました。

ルートの95%を、交通量の少ない片側一車線の田舎道路を運転すればいいだけだったので、スウィンドンを選んで正解でした。

たまに、いかにもイギリス的な光景もあったりして

(昨日はこんなに良い天気ではありませんでしたが。)

 

こうして私の

NTL (No Time Limit) BRP (Biometric Residence Permit) = 無期限の生体認証情報を含む滞在許可証

の申請は、無事完了。

今日になったら、英国政府のサイトから、「申請を受領しました。結果は半年以内にお知らせします。」 とのメールが来ました。

これで無事に NTL BRP がもらえて eVisa まで取得できたら、面倒な書類探しを省略できたことになり、万々歳です。

(面倒な書類探しを苦労してされた方には申し訳ないですが。)

 

ONLINEジャーニーの関連記事のリンクを貼っておきます。

あなたのビザはどうなる?eVisa申請への道 第1回

第2回

第3回

第4回

【eVisa追加情報】 10月15日から「面接」業務の委託企業、変更へ

eVisa申請の提示書類、一部省略化の可能性あり??

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1528

Trending Articles