ここのところ雨風の日ばかり続くイギリス。
週末はストーム・デズモンド(アメリカの“ハリケーン・カトリーナ”とかを真似てイギリスも嵐に名前をつけるようになったんか?)が
通過し、イングランド北西部、特に湖水地方を擁するカンブリアに大雨を降らせました。
12月の平均降水量、つまりひと月分の雨量を上回る雨が36時間以内に降り、あちこちで洪水・床上浸水の被害が出ました。
道路が消えてしまって、まるで運河の町です。
車の屋根近くまで水没してる ・・・・・
一度床上浸水してしまうと、屋内を完全に乾かすには半年から一年かかるそうです。
クリスマスが近いというのに、気の毒すぎる ・・・・・
搔き入れどきだというのに、ビジネスも台無し。
ランカスター大学は新年まで閉校され、被害を受けた学生寮に住む学生は、大学のホールに避難したそうです。
もしこれがレスターだったら、ムスメもホールで眠る羽目になっていたかも。
(カンブリアでは、2010年6月に12人連続射殺という物騒な事件がありました。
洪水は2009年にも起こっているし・・・ イングランドを代表する観光地のひとつなのに、不運続きだなぁ。)
ノース・ヨークシャーの観光名所の断崖マルハム・コーブは過去何世紀も水が涸れていましたが、
週末の大雨の影響で滝が出現したそうです。
(マルハム・コーブって、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 1 』 の撮影に使われたって!? 知らなかったわぁ。 )
一時的に出現したこの滝は60mあり、イングランド最長の滝になるそうです。
あくまで一時的にですけどね。
アイルランドでは洪水にはまってしまったロバくんが、カヌーで接近した人に浮きを首に巻いてもらって無事救出されたそうです。
沈鬱な洪水のニュースは、せめてロバくんの笑顔で〆ましょう。
私は今日は3日ぶりの仕事オフでしたが、忙しい一日を過ごしました。
朝にはまず、日本の親戚への小包をふたつ持って郵便局へ。
そうしたら、さすがクリスマス前。
12人も並んでいて、順番が来るまで15分待ちでした。
そのあと買物をし、帰宅してクリスマス・ケーキとクリスマス・プディング・ビスケット焼き。
明日もオフなので、明日はケーキとビスケットのデコレーションをします。
クリスマス・カードとそれに添える手紙も書かなきゃならないし・・・ あぁ~忙しい!
でも床上浸水の被害にあった皆さんの苦労を思えば、文句なんて言ったらばちがあたりますね。
自宅で自分のしたいことができる無事に、感謝です。