私は通勤に、M5高速道路(M5 motorway)をJ13からJ11Aまでの約16km走行します。
(J13のJはジャンクション=インターチェンジのこと。)
昨日(22日金曜日)は遅番だったんですが、帰途、M5がラッシュ時間帯でない昼間並みに混雑していてビックリ。
午後9時半をまわったその時間帯、いつもならガラガラに空いているのに。
そういえば昨日は、夏休み前の学校の最終日。
金曜日は仕事が早く終わる人も多いから、仕事/学校のあとにばたばたと仕度して、
ホリデーに向かう人の車だったのでしょう。
でもって今日のトップニュースのひとつは、大陸へと渡るフェリーが発着するドーバーへの長い渋滞でした。
P&Oフェリー(P&O Ferries)によると、「推定待ち時間は最長で12時間」 とのこと。
これほどの渋滞は予想だにせずドーバーに向かった人々のため、ケント警察は水を配ったそうです。
トイレは皆さん、車を降りて近くの林に入ったとのこと・・・・・
トンネル で4時間過ごした人も。
「ニースでのテロ事件を受けて、国境審査は特別に厳しくなっている。 なのにフランス側のスタッフ配備が不十分なので、
渋滞に拍車がかかっている。」 というのが、ドーバー港の言い分。
「(フランス側は)夜間は7つあるブースのうち3つしか審査官を入れていなかった。 続々と到着するバスをチェックする審査官も、
一時はたった一人しかおらず、その結果一台の審査に40分かかってしまっていた。」
ドーバー港に着いてからさえ、2時間待ち。
焦燥した人々の声です。
「11時間かけて進めたのは2.5kmほど。 まったくもって信じ難いわ。」
「私達は4歳と3歳の子供連れで、しかも私は妊娠中。 つわりもあるのに人々は道路脇をトイレに使っていて、本当に参るわ・・・」
「高速道路に乗ったとき、路上で一夜を明かすことになるなんていう警告はどこにもなかったのに。」
「A20号道路に10時間。 2km弱の前進。」
今日もイギリスにしては暑い日だったので、気温の上昇につれて人々のストレスも高まったようです。
「初めのうちは道路脇でピクニックする人々や、ボールを蹴ったりローラーブレードで遊んだりする子供もいた。 でも今は、しかめっ面が多いね。」
「3人の子連れよ。 子供たちは本当によく耐えてくれているけど、高速道路上は今31℃あるのよ。」
私はドーバーに行ったことがないので、ロンドンとの位置関係を確認しました。 ドーバー - ロンドン間は約120kmあるんですね。
今回の、ドーバー渋滞マップ。 路上で一夜を過ごさなければならなかった人々は本当にお気の毒でした。
ただでさえ渋滞は辛いのに、そこに暑さが加わったのだから。 大変だっただろうな。
人々が大移動する時は、家で普段通りの生活をしているに限るわぁ。
でも皆さん、なぜに学校が夏休みに入るや否や出発しなければならないの!?
少しずつ時期をずらして行けば、渋滞を緩和できると思うんだけどな。