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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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続発する無差別襲撃

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10日前にニースでトラックを使ったテロ事件(84人死亡・308人負傷、下右は犯人)が起きて

多数の死傷者を出したとき、・・・・・

     

・・・・・思ったんです。 (またフランス・・・ そういえば、隣国なのに不思議とドイツではこういう事件は起きないな) って。

でも今調べてみたら、テロでなく無差別殺人なら起きていたんですね。 エアフルト事件とかヴィネンデン銃乱射事件とか。

私が無知なだけでした。

 

ところがニースの事件の後、ドイツで立て続けに無差別殺人が発生。 とうとう私が大好きなミュンヘンでも。

22日金曜日午後4時過ぎ、マクドナルドのトイレから拳銃で武装して出て来た18歳の若者が、銃を乱射。

  

その後近くのショッピング・センターに移動しましたが、午後8時過ぎ、自殺と思われる死体で発見されました。

 

射殺された9人のうち7人はティーンの若者だったそうです。 痛ましい・・・・・

 

  

両手を挙げた状態で警察に誘導され避難する一般市民。 混乱の中では、犯人が複数で一般市民に紛れ込んでいる可能性もありますもんね。

(私がその昔訪れたオリンピック公園のタワー  が・・・ こんなニュースで見たくはなかったなぁ。)

 


1 金曜日午後4時: 犯人のアリ・ソンボリはFBで 「食べものを奢る」 とだまして子供たちをマクドナルドにおびき寄せ、銃撃を開始。

2 土曜日午前2時: 警察がダッハウ街にあるソンボリのマンションを捜索。


1 マクドナルド       2 襲撃が起きたショッピング・センター       3 警察が配置についていた屋上


1 マクドナルドでの無差別銃撃: ソンボリ、グロック拳銃(Glock)を手にトイレから出てくる。 恐怖に駆られて逃げ出す客に向かって乱射し、複数の死者を出す。

2 屋上での対峙: ショッピング・センターの隣の多層駐車場の屋上に現れたソンボリは、近くのマンションのベランダにいた男性に 「おまえ気が狂ってるのか?」 と叫ばれ、「俺はドイツ人だ」 と叫び返したあと発砲。 男性に怪我はなかった。

3 ショッピング・センターの外に白いシーツをかけられて横たわる犠牲者の遺体。

4 両手を挙げる怯えきった買物客たちを避難させる警察。


ソンボリは、ある女性のFBアカウントを新たに作って 「マクドナルドでご馳走するから」 と若者をおびき寄せたようです。

赤枠部分の英訳: Come to the Mac at OEZ (Olympia-Einkaufszentrum = Olympic Shopping Centre) at 4PM today and I'll buy you what you like as long as it's not too expensive.

和訳: 今日の午後4時にオリンピック・ショッピング・センターのマックに来て、好きなものをおごるから。 高すぎない限りはね。


このミュンヘンの事件(9人死亡・27人負傷)が起きたのが、22日金曜日。

その4日前の18日月曜日には、ヴュルツブルクの列車内で17歳の少年が、斧とナイフで乗客を襲撃

幸い死者は出なかった(4人負傷)ものの、その恐怖は想像を絶するものだったことでしょう。

 

ミュンヘン事件の犯人(下左)は、イラン系の18歳。 “7年にわたって苛められていた” そうですが、だったら苛めた相手を襲えよ!と思うのは私だけ?

ヴュルツブルク事件の犯人(下右)は、アフガニスタン難民の17歳だったそうです。

難民としてドイツに受け入れられ生活を始めたものの、不満が鬱積していたのでしょうか・・・・・

 

私にはこれらの事件は、テロというよりは、現状に不満を抱えていて将来にも希望を持てない若者が、自死を前提に

できるだけ多くの人々を道連れにしようとした結果に思えます。 秋葉原無差別殺傷事件の犯人のように。


先月12日には、フロリダ銃乱射事件(49人死亡・53人負傷)があって、犯人はアフガニスタン系の29歳の警備員でした。

 


過去12ヶ月を遡ってみても、テロ事件・無差別殺傷事件は枚挙に暇がありません。

(注: 死亡者数に犯人は含めていません。 また死傷者数に矛盾があるときは、英語版ウィキの数字を採用しています。)

6月28日: イスタンブール空港攻撃(45人死亡・238人負傷)

3月22日: ベルギー連続テロ事件(32人死亡・340人負傷)

1月12日: イスタンブール自爆テロ(13人死亡・14人負傷)

2015年11月13日: パリ同時多発テロ事件(130人死亡・368人負傷)

10月23日: コガリムアビア航空9268便撃墜(224人死亡) ‐ エジプト

6月26日: スース銃乱射事件(38人死亡・39人負傷) ‐ チュニジア


と記事を書き進めるうち、ドイツにおける新たな殺傷事件の報が入ってきました ・・・

今日午後4時半(現地時間)頃、21歳のシリア難民の男が妊娠中の女性を山刀(マシェッティ)で襲って殺害。

さらに男性一人と女性一人を負傷させたそうです。

男は現場を逃走しましたが、BMWを運転していた男性が機転をきかせて男に衝突。 男は駆けつけた警官に逮捕されました。

 

男と被害女性は同僚同士だったそうなので、これは無差別殺人とは異なりそうですが、それでも連続して起こる殺傷事件はショッキングです。

それにしても、犯人はまたもや、難民/移民の若い男だとは・・・

  

逃走する男。 今はオットーと私を除くすべての人がスマホを持っているから、事件の記録には便利ですね。

   

血痕が残る事件現場。

 

犯人逮捕に貢献したBMW車。 運転していた男性、お手柄!

事件が起きたのは、ドイツ南西部に位置するシュトゥットガルトから南に35kmのロイトリンゲンだそうです。


テロ事件・無差別殺傷事件があまりにも頻発するので、最近では感覚が麻痺していて、

事件が起きても最初に頭に浮かぶのは、(またか) という思いです。

よど号ハイジャック事件あさま山荘事件ミュンヘンオリンッピック事件で驚愕していられた昔とは、えらい違い・・・・・

(歳がバレますね


もう世界のどこに行っても、100%安全な場所なんてなさそうです。

だったら普段通りの生活を続け、行きたい所には行くようにするしかないですね。

テロに屈しないためにも。



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