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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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ハリー王子、お幸せに!

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今さらではありますが、自分の老後の愉しみのため、ハリー王子の結婚式を振り返っておくことにします。

メーガンさんの父親が出席できなかった(しなかった?)ため、代わりにチャールズ皇太子がメーガンさんをエスコートしました。チャールズ皇太子は前にも父親と疎遠になっていた花嫁さんを、父親の代役としてエスコートしたことがあったそうです。

 

 ウェディングドレス姿のメーガンさんを見たハリー王子、“You look amazing. I missed you.” と言い、メーガンさんは “Thank you.” と返したそうです。ほ~んと、綺麗だもの

 

メーガンさんが着たジバンシーのドレスのお値段は20万ポンド。ヴェールには英連邦に加盟している53ヶ国(含英国)を象徴する53の花が刺繍されているそうです。

 14分間にわたったという米聖公会のマイケル・カリー主教の説話(動画はコチラ)はしつこいほどに love や power of love という言葉が飛び出す情熱的なもので、王室メンバー(新郎新婦含む)はもちろん招待客たちを驚かせ、当惑させ、目を丸くさせ、必死で笑いをこらえさせたようです。

 

 挙式後はお決まりのロイヤル・キス

 

メーガンさんの母、ドリア・ラグランドさん(61歳)。ヨガのインストラクターでソーシャル・ワーカーとしても働いているそうです。1979年にメーガンさんの父親であるトマス・マークル氏(72か73歳、現在メキシコ在住)と結婚し、メーガンさんが1981年に生まれました。1987年か88年に離婚。お子さんはメーガンさんお一人のようです。(マークル氏には前妻との間に二人の子供=メーガンさんの異母姉兄=あり。)メーガンさんの家族として出席したのはドリアさんのみだったので、さぞ肩身が狭かったでしょう・・・しかもこんな、世界の注目を集める檜舞台で・・・でもドリアさんよく頑張りました!母としての誇りと幸せに満ちた表情が素敵です

 

そして忘れてならない功労者は、チャールズ皇太子!ドリアさんに腕を貸し、さりげなく気を配って疎外感を持たせないよう配慮していた様子で感心しました。

  

それから、ウィリアム王子のお子さんたち。ジョージくんもシャーロットちゃんも、いつの間にかページボーイとブライズメイドが務められるほど大きくなって。

 

シャーロットちゃんは天真爛漫ぶりをみせて人々をトリコにした模様。

 

 

くらべてジョージくんは、ややシャイな気味があるかな?お父さんとお揃いのコート(?)がなかなかお似合い。

  

招待客の一部です。私が知ってる人だけですが。故ダイアナ妃の弟・スペンサー伯爵エルトン・ジョン、俳優トム・ハーディー、・・・

  

・・・俳優イドリス・エルバオプラ・ウィンフリーデイヴィッド・ベッカム夫妻。ヴィクトリア・ベッカムは相変わらず笑顔を出し惜しみしますね。お通夜に来たわけじゃないんですけどね。 (もしかしてウェディング・ドレスのデザインを任せてもらえなかったのを根にもってる?

  

ジョージ・クルーニー夫妻、コメディアンのジェームズ・コーデン夫妻。

 

挙式後新郎新婦はウィンザー城の近所を馬車で走行しました。

 

 

忘れてならないのが王室ファン。ファンの皆さまあっての王室なのです

  

メーガンさんがアメリカ人のため、米国旗も混ざっています。

  

無事に終わって本当に良かった。お天気もこれ以上は望めないくらいの上天気だったし、もう言うことなし。そして二人が終始幸せいっぱいの表情だったので、見ている方まで幸せな気分になれました。ありがとぉ~!(当日の短い動画はコチラ、長めの動画はコチラでどうぞ。)

 

お二人の公式婚約記念フォトで自分好みのを見つけたので貼らせていただきます。自然な感じがいいわぁ。白黒なのもいい。

ここしばらくニュースから遠ざかっていたのでハリー王子婚約も右から左に流していたんですが、メーガンさんて(色が黒い人だな)と思っていたら、黒人と白人の混血だったんですね。しかも離婚歴のあるアメリカ女性。となると、どうしてもエリザベス女王の伯父・エドワード8世のことを思わずにはいられません。離婚歴のあるアメリカの平民女性と結婚するため王位を退いた彼(参:エリザベス女王の“ナチス式敬礼”)。もし今が1936年だったら、ハリー王子とメーガンさんの婚約と結婚は、決してスムーズには運ばなかったのでは。

80年後の現在ハリー王子はめでたくメーガンさんと結婚できました。でも、ハリー王子にはウィリアム王子というお兄さんがいるから、将来王座につく可能性は低いですからね。じゃ、もしハリー王子のほうが兄で未来の国王だったら?やはりスムーズに婚約と結婚とはならなかったのではないでしょうか。メーガンさんは離婚歴があるし、平民のアメリカ女性だし、しかも半分黒人。王室をはじめとする上流階級の人々、はては一般国民とくに年長者には、有色人種を王室に迎えることに抵抗を覚える人もまだ根強いのではと思うんです。ハリー王子だったから許されたけど、未来の国王であるウィリアム王子だったら許されなかったかもなぁと、思うわけです。

参: 「英王室はそれでも黒人プリンセスを認めない」(ニューズウィーク日本版・2017年11月28日)

ハリー王子の結婚式の前日は遅番だったんですが、申し送りのとき『女性患者さん(70代)が人種差別的発言をした』と報告がありました。翌日の結婚式の生中継を見ようと患者さん同士で盛り上がっていたら、その患者さんが「でも彼女(メーガンさん)、黒人じゃない!」と吐き捨てるように言ったそうです。もちろん私の職場は高齢者専門の精神病院ですからその点を考慮しなければならないのは百も承知ですが、でもそういう考えの人は、とくに高齢者の間には、まだまだ多いのだろうなと考えさせられました。

私自身は自分が有色人種なので、いいことだと思っています、メーガンさんの王室入り。だいいち白人英国人の好むと好まざるにかかわらず、英国は急速に多人種化していますからね。今から20年くらい前でさえ、ロンドンで地下鉄やバスに乗ろうものなら、白人英国人らしい人は少数派でした。グロスターシャーという田舎の県にある私の職場のスタッフですら、5人に一人くらいが黒人です。英連邦であるジャマイカ、インド、ジンバブエなどからの移民の子孫なので。

メーガンさんには良き妻として内助の功を発揮して、ハリー王子と末長く幸せに暮らして欲しいです。結婚式の様子からして、かなり期待できそうですよね。時折ナーバスになっていたハリー王子と比べ、メーガンさんは終始落ち着いて笑みを絶やしませんでしたから。まぁそれは年上だし過去に結婚歴があったし女優だったから注目されることに慣れていたからかもしれません。でも愛情を込めてお互いを見つめ合う二人を見ていたら、(この二人ならきっと大丈夫)と思えました。そりゃメーガンさんはプロの女優ですが、あれが演技ではなかったこと、彼女の結婚の目的は英王室入りではなくてハリー王子を本当に愛しているからであることを、心から願います。

何だかウィリアム王子のときよりハリー王子の結婚式の方が力が入ってしまいました。その理由はやはり、故ダイアナ妃が21年前に亡くなったときのハリー王子を覚えているからだと思います。(ちなみに英国ではハリー王子をヘンリー王子と呼ぶことはまずありません。ニュースでもハリー王子です。私はハリーがそのまま本名だと思っていたし、雑学豊富なオットーですら、ハリー王子の本名がヘンリーとは知りませんでした。)

 

まだ12歳だったハリー王子は、15歳になっていて身長もお父さんと同じくらいあったウィリアム王子と比べて幼くて頼りなげで、(・・・大丈夫?)と思わず声をかけたくなるほど心もとなげで・・・。母親の突然の死を受け止められず、その悲しみとどう折り合いをつけて前に進めばいいのか必死に葛藤しているようで・・・。

 

それが21年後の今はお兄さんと同じくらい背が高く立派になって。お兄さんと同様心から愛する相手を伴侶に選んで結婚したのです。

 

天国のダイアナ妃(参:ダイアナ妃の命日)も喜び安堵してくれていることでしょう。ご結婚、おめでとう!

 

 ちなみにウェディング・ケーキはこれだそうです。キレイな色。食べてみたい。

とても「卵500個とバター20kgを使った」ようには見えないから、これはその一部・・・でしょうね。

 

 

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