我家の前面からの景色はそれはのどかで素晴らしくて。24年前にこの家に決めたのも、この景色に一目惚れしたからでした。
ある日居間のソファに座ったまま、なにげに双眼鏡で景色を見ていたオットー、鹿を発見! (←これはトナカイ
)
先週末はバンク・ホリデーでまたまた3連休だったので、義弟②は両親宅に来ていました。そこでオットー、晩に義弟②を誘って鹿ウォッチングに出かけました。あの辺りの草原はよくケイトーと散歩したのでお馴染みなのです。林の中に隠れて辛抱強く鹿が出てくるのを待っていると、しばらくして鹿が、二人が潜んでいたのと同じ林からガサガサと出てきて軽々と柵を、草原側へと飛び越えたそうです。(下左画像で座っているのは義弟②。 )
次の2枚の画像には、鹿が2頭ずつ写っています。もう一頭は柵のずっと先のほうを飛び越えたもよう。
息を殺してじっとしていましたが、角を生やした牡鹿が近寄ってきて、(・・・誰かいる?ねぇ、誰かいるの?)とでも言いたげに義弟②がいた方向をうかがったそうです。でもオットーのことはまるきり無視。なぜなら彼は、カメレオン化して存在を消していたからでした。
カメレオン化の秘密(じゃないけど)兵器(じゃないけど)はこれ。カムフラージュ・カラーの頭巾と手袋
両目の部分には、内側に垂らすカーテン状の目隠しがついています。カーテンが下がっているところと開いているところ。頭巾と手袋は別売で、それぞれ10ポンドもしなかったそうです。
全身を覆ってしまうタイプもあり、こっちは30ポンド弱しますが、オットーはこのタイプももう買ってあるそうです。 (でも私も秋のミュンヘンへの往復フライトを予約したところだから、赦してあげるとしよう。私のフライトは180ポンドしたし。
)
ほんとだ!背景に完全に溶け込んでしまって、人がいるなんて全っ然わからない!!
この記事のため私も頭巾と手袋を庭で試着してみた(下右)けど!見えるのは庭木のみ! すごいっっ
この頭巾、林の中で寄ってくる羽虫の予防にも効果的だったそうです。 それと、野生の鹿だけでなくアナグマまで、至近距離で見られるというオマケつきだったそう。アナグマは極端に敏感なので、写真は一枚も撮れなかったけど。それにしても、想像するとちょっと可笑しい。日暮れどき、林の中に隠れて野生動物を待つアラカンのおぢさん2人・・・ 住宅地の公園内だったら変質者認定必至だから、公園じゃなくてよかったこと。
せっかちな私だけど、鹿をあんなに近くで見られるのは魅力的だから、いちどおつきあいしてみようかな・・・?