先天性の成長障害のため身長が１３７ｃｍしかなく視力も不完全なアラン・バーンズさん（６７歳）。
１月２５日（日）の夜、外にゴミ出しに出たところを強盗目的の暴漢に襲われ、地面に押し倒された。
金を要求した暴漢はアランさんのポケットをまさぐったが、空っぽだったため手ぶらで逃げた。
アランさんは隣人に助けを求め、隣人はアランさんの妹に連絡。
妹が病院に連れて行くと、アランさんは鎖骨を骨折していることがわかった。
この恐ろしい体験のため自宅に戻れなくなったアランさんは、妹の家に身を寄せ、引越しを考えざるを得なくなった。
地元に住むビューティシャンのケイティー・カトラーさん（２１歳）は、ローカル・ニュースでアランさんの苦難を知った。
「娘を寝かしつけてからニュースを見ていて、アランさんのことを知ったの。
どんなに恐ろしい思いをしたことかと思ったら、何かせずにはいられなかった。」
ケイティーさんは、せめてアランさんの引越し費用を集めたいと、￡５００（￥８８，０００）を目標にネットで 《アラン・バーンズ募金》 を立ち上げた。
するとケイティーさんが驚いたことに、３日で２０万ポンド（３５００万円）近い募金が集まった。
「ただただ驚きで言葉もありません。 人々の善意が信じられない思いです。
ケイティーさんには、どんな言葉を尽くしても感謝しきれません。」 と、アランさん。
昨日、対面を果たした二人。
「募金の使い途はまだわかりませんが、贅沢なホリデーなんぞに無駄使いしたりは絶対にしませんよ。
安全に暮らしたい、それが一番の望みです。」 と、アランさん。
娘を抱いた、 
姪御さんと。
今日はＢＢＣニュースで、二人の話が紹介された。
スタジオに招かれたケイティーさんは、 「驚異的な額の募金が集まり、とても喜んでいます。
寄付だけでなく、アランさんのニーズに応じてキッチンやバスルームを改造したり、
カーペット敷きや配管や電気工事を無料でしてくれるという申し出もいただいているんです。」 と語った。
「募金の話を聞かされたとき、まったく予期していなかったことなので本当に驚きました。
チャリティーのために募金を立ち上げるという話は知っていましたが、まさか個人のために募金が集まるとは。
ただただ 『ありがとう』 と皆さんに感謝するのみです。」 と、アランさん。
下は、今日正午前の募金総額。 日本円にして５１００万円を超えている。
今見てみたら、５６００万円超え。 募金は海外からも寄せられているそうです。
すばらしい。
インターネットは、ＳＮＳは、
誹謗中傷ではなくて、
こういう有意義な目的のためにこそ使われるべき。
アランさんとケイティーさんの未来に幸あれ！！ 
