小児性愛の前科のあるロジャー・リー(45歳)。
禁固刑を受けたにもかかわらず、出所するとふたたびインターネットで
未成年の少女を探し始めた。
For Hire のユーザーネームを使い、14歳の少女とチャットを始めたリー。
「12歳の女の子と性交したことがある」 などと、その内容は、徐々に性的なものへとなっていった。
新たに知り合った少女の両親が留守だという日に、彼女と会う約束を取りつけたリー。
彼女と性的関係を結ぶことを目的に、ウィルトシャー州からニューカッスルまで、
300マイル(480km)もの道のりをやってきた。
待ち合わせの場所である波止場に着いたリー。
しかし彼を待っていたのは、14歳の少女ではなく二人の男だった。
二人は、ネットで未成年者を食いものにする小児性愛者を罠にかけ摘発するグループ、
Dark Justice のメンバー。
14歳の少女のふりをしてリーをだまし、おびき出し、
のこのこやってきたリーの姿を映像に収めた。
罠だったことに気づき、逃げ出すリー。
Dark Justice の二人はチャットの記録やリーの映像をすべて警察に渡したので、
リーは告発され、2年4ヶ月の実刑判決を受けた。
前回に続き、これも、すばらしい
被害者が実在しない、珍しいケースですね。
一般市民を 『だます』 行為に難色を示す人もいるかもしれないけれど、
この場合はOKだと私は思います。
Dark Justice のメンバーは、リーをリンチにかけたわけじゃない。
十分な証拠を集めると、すべて警察に引き渡したのですから。
これからも活動を続けていただきたいものです。
このロジャー・リーという男に、妻子がいなかったことを祈ります。
だって、いたら、ものすごくショックだったろうと思うもの。
こんな風に全国的に顔を知られてしまったこの男、出所後は引越しせざるを得ないだろうな。
就職も難しいかもね。
同情はしませんが。