《 ⑦からのつづき 》
カウフホーフ・デパートを出、カールス門広場駅からトラムに乗ってニンフェンブルク城を目指します。車窓から去年訪れた司法宮殿――“白バラ”メモリアル・ホールがある建物――が見えました。(参: ゾフィー・ショルを偲ぶミュンヘン②)
ミュンヘン中央駅です。さすがに大きいです。
トラムはイギリスではほとんど走っていないので物珍しく、乗っているのが楽しい♪
カールス広場駅からニンフェンブルク城自体までは、直線距離でも約5kmあるようです。お城から最寄の停車場まで20分くらいかかりました。
最後の外食はしっかりドイツ料理を食べたかったので、お城から東に延びている水路の脇のレストランMetzgerwirtに入りました。落ち着いた雰囲気でありながら庶民的で、場違い感に襲われずに済みホッ。
入って左手すぐのテーブルにつきました。道路の向こうには、お城から延びている水路が窓と平行してはしっています。私の右手にはすこし奥まった、半個室的なテーブル。
シュヴァーベン風牛肉と豚肉の煮込みとパスタのキノコソース・・・ みたいな料理を注文したら、長~い柄のついたフライパン状のものに入って出てきました。牛肉も、豚肉も、パスタも、カリカリオニオンリングも、キノコソースも、すべておいしかったです。でも肉はどちらかひとつでよかったなぁ。おかげで満腹になり、デザートは頼めませんでした。残念・・・
入ってすぐはわりと空いていましたが、食べ終わる頃にはけっこうお客さんが入っていました。
トイレの表示がユニークだったので写真撮影。そこまで切羽詰る前に行きましょうね。膀胱炎になりますよ。
奥にはさらにたくさんのテーブル席、屋外にはビアガーデンまでありました。
お城を背にして見たレストラン(下左)と、東端へと向かう水路(下右)です。
水路にかかる橋の上に立ち、お城をズームイン撮影。
橋からニンフェンブルク城本館までは、約500mあります。 両脇に長々~と延びる、広いお城です。
やっと本館が近づいてきました。そういえばルートヴィヒⅡ世はここニンフェンブルク城で生まれたそうですが、これだけ広いとどの部屋で生まれたものやら、見当もつきません。
本館です。4階・・・5階建てかな?お城の裏手には広大な庭園と森が広がっていて、入場無料で散策できます。
ずっと昔、初めてミュンヘンを訪れたときに行ったアマリエンブルクを目指してみました。森に入るととても静かで落ち着きます。
狩猟用のロッジだったというアマリエンブルクです。そのためか表玄関の上のレリーフには猟犬や動物が含まれていました。あの神様も狩猟の神様ではないかと。
アマリエンブルクの裏側と案内板。1734年から1739年にかけて、バイエルン選帝侯カール・アルブレヒトが妻マリア・アマリアのために、夏の住居兼狩猟用ロッジとして建設したそうです。
アマリエンブルクは窓の内側に板が打ちつけられていて、内部見物はできないようでした。
アマリエンブルクを見て満足したので森から出、庭園をお城へとゆっくり戻りました。途中池が干上がっていてやや臭かったです。そういえば水路も森の中の小川も、水量が乏しく干上がった部分もありました。異常に暑かった夏のせいでしょうか。まさか掃除のためにわざと水抜きしたとか??
少しずつ日が傾く中、トラムの停車場まで戻ります。
トラム大好き いつか飽きるまで乗ってみたいな!
カールス門駅に戻り、カウフホーフでランチ前に品定めしておいたお土産用のお菓子を買いました。
午後4時過ぎのカールス広場駅です。
《 ⑨につづく 》