日本ではクリスマスはイブの方がメインのようですね。皆さま楽しいクリスマスを過ごされたでしょうか。
イギリスのクリスマスは、断然25日がメインです。
25日は祭日でお店はどこも閉店。交通機関も運行本数がぐっと減り、町はゴースト・タウンのように静かになり、
人々は家族で集まってクリスマス・プレゼントを交換し、一緒にクリスマス・ディナーをいただき、あとはのんびりまったり時間を過ごします。
しかしながら、オットーと私は面倒臭がりだしテンションの低い似たもの夫婦なので、近年クリスマスはスルーしてきました。
過去記事でチェックしたところ、3年前はオットー両親宅に皆は集まったけれど、オットーと私はディナーはパスして午後3時過ぎにお邪魔。
一昨年と去年は義妹夫婦がディナーを引き受けてくれましたが、オットーは参加せず家でゆっくり過ごし、私は仕事を入れました。
(ムスメは義妹一家と一緒だったため家にはいなかった。)
でも転職した私は今年は忙しくないし、オットー両親も92歳と90歳でゴニョゴニョ・・・(今年が最後にならないとも限らない・・・)
そしてもうひとつ懸念が。義妹一家が今年もクリスマス・ディナーを引き受けてくれてしまうと、92歳のオットー父が、片道50分かかるウスターの義妹宅まで、「自分で運転する」といってきかなくなるのは目に見えていたんです。でもオットー父、10月に自己責任で接触事故を起こしたばかりだったんですよね・・・。
いろいろ考えた挙句、オットーに提案して、今年のクリスマス・デーのディナーは我家が引き受けることにしました。我家ならたとえオットー父が「自分が運転する」と言ったとしても、片道2kmですから。(実際は義妹が、我家に家族を下ろしたあと、オットー両親と義弟②を迎えに行って乗せてきてくれました。←独身の義弟②の車は2人乗りのヴァンなので3人一緒には乗れない。)
あ、でもクリスマス・ディナーじゃないですよ。クリスマス・デーのディナーです。
ターキーの丸焼きは時間がかかるし切り分けるのも大変なので、伝統的なクリスマス・ディナーはやらずに簡単なメニューで済まさせてもらうことにしました。どうしてもターキーが食べたかったら、それは各家庭でやっていただければということで。
テンションの低いオットーですが、我家でやるとなったら予想に反して積極的になり、メニューを決め、ほとんど料理してくれました。
普段はめったに料理しない人なので、ほんと意外!
鶏胸肉にスタッフィング(インスタントですが)を詰め、ベーコンで巻き、オーブン焼きにしたものがメイン。
それにスタッフィング・ボールと、ゆで野菜と、オーブンで温めればいいだけのオーブン・チップスと、私が作ったオニオン・ソースを添えました。
総勢10人分でしたが、オットーの活躍のおかげで私はラクしちゃった
テーブルクロスはビニール製の安物ですが、家族だけだからこれで十分。
超手抜き料理でも、食卓に並べばそれなりに美味しそうだし、皆さん「美味しい」と言ってくれました。
デザートは私が昨日作っておいた、クリスマス・プディング・アイスクリーム。てっぺんのヒイラギは手作りビスケットに着色したものです。
チョコレート・ソースは市販もの。
クリスマス・ディナーのデザートの定番はクリスマス・プディングですが、すごく甘いし重いので、クリスマス・プディングも食べたければ各家庭で食べてもらうことにし、アイスクリームにさせてもらいました。これ、なかなか美味しいですよ、自分で言うのも何ですが。
あ、誤解しないでくださいね。すごく甘いし重いクリスマス・プディング、私は大好きです。ただこの年齢になると、軽い食事のあとのデザートとして、あるいは食事代わりとしてでないと、食べられないのです。ちなみに我家用には、小さい手の平サイズのを2個だけ買ってあります。ムスメと私用。オットーはクリスマス・プディングは苦手なのでパスです。
食後は大人はダイニング・テーブルでおしゃべりを続け、子供たち(ムスメは23歳ですが)は居間でゲーム。
3人で一緒にセルフィーを撮ったり、甥っ子②はお父さんとじゃれたり。
義弟③(義妹の夫)が撮ってくれた集合写真です。義弟③が抜けているので総勢9人。義弟②は独身で、クリスマスは両親宅で過ごします。
(義弟①=オットーのすぐ下の弟=はサウジアラビア在住で、クリスマスには帰国しても奥さんの家族と過ごすのでこちらには来ません。)
ちなみにクリスマス・プレゼントの交換はというと。
何年か前にオットーと私が「大人同士のプレゼント交換は意味がないからやめよう」と提案し受け入れられたので、子供(現在は甥っ子2人だけ)にしかプレゼントを用意しなくてよくなり、ほんっとうにラクです!
手抜きメニューでも、大人同士はプレゼントを交換しなくても、こうして皆で集まって食事を楽しみ時間を共有できる、それで十分だしそれ以上は必要ないな、とつくづく思います。
来年もまた、皆で揃って無事にクリスマスを迎えられますように・・・