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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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今週の住み込み先

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新しい雇用主ウッドペッカー・ケアでの初仕事だった5日間の臨時の住み込みを無事終えて、11月16日(土)に帰宅しました。

が、なんとその日の午後に、ケア・マネージャーのジョアンから電話が。

3日後の19日(火)から、臨時の住み込みをもうひとつ、一週間やってくれないか?というのです。

つい3週間前から始まった新しいケア・パッケージで、2人の住み込みヘルパーが働き始めたけれど、

うち1人が肌に合わなくて辞めてしまい、新たに確保した人は来月に入らないと仕事を始められないから、ということでした。

先週まで約40日間も専業主婦してまったりしてしまったし、別に予定も入っていなかったので、お引き受け。

今回の住み込み先は、マルヴェルーン丘陵(Malvern Hills)近くにある酪農家です。

我家からは車で北に約1時間、走行距離は片道64kmでした。

道幅が車一台分しかない田舎道(舗装はされている)の脇に、その農場はありました。

顧客であるマーガレットさん(93歳)は、古い大きなお屋敷(下左中央)に住んでいます。

お屋敷への入口は、農場へのとは別になっています。

 

 ふたつの進入路の間には、池。

  

とても広い、でも古いお宅で、・・・寒い!

画像ではキレイに見えますが、内装はかなリくたびれています。

 ホールも通路も階段も幅広な上に天井が高いので、家全体を暖房することなど無理。

だいいち古い家なので、セントラル・ヒーティングが入っていません。

なので使う部屋のみが、電気式のヒーターで暖められています。

 

 窓も二重窓でなく昔風のサッシ窓で、窓枠もがたついているので心なしか隙間風が入ってくるような。

カーペットも擦り切れくたびれています。(←オマエが言うな

 

 ムダに広い私の部屋にも、電気ヒーターがふたつ。

(一晩寝た後の写真なので、お目汚し失礼

 勝手口から裏手を見ると、左手にマーガレットさんの娘さん夫婦のお宅があります。

ふたつの家は内部ではつながっておらず、娘さんは日に何度も、仕事の合間に勝手口から母親の様子を見に来ます。

マーガレットさん(93歳)は、ご主人(95歳)を、この夏に亡くされたばかりだそう。

昔はご主人と、人も雇って、農場を切り盛りされていたそうです。

 裏庭の突き当たりから、お屋敷を振り返ったところ(下左)。その立ち位置から右手には、細長い池もありました(下右)。

 

 露出が悪いですが、パノラマだとこんな感じです。

 庭の突き当たりにある柵の向こうには、メリー・ゴーランドのようなおもしろい建造物。

これ、なんと牛舎でした。 背景に見えるのは、マルヴェルーン丘陵。

 

 住み込み先をグーグル・マップで探したとき、「この丸屋根、何だろね?」とオットーと訝ったんです。

正解は、牛舎でした。 ・・・壁がないから、牛舎というより牛の囲いかな?

 マーガレットさんとご主人が農業を隠退されたあとは、娘さん夫婦が農場を切り盛りしています。

早起きして、オーバーオールに身を包み、寒風の中200頭以上いるという牛にエサをやり、大きなトラクターを運転し、・・・

酪農家を身近に見たことはなかったので、まったく別の世界、別の人生を垣間見ている気分です。

 

 さてマーガレットさんですが。お歳にかかわらず、未だに2本の杖を使って自力で歩行されています。階段の上り下りは、片手に手すり、片手に杖で、

一段一段ゆっくりと。そう、マーガレットさんの寝室は、今でも2階にあるのです。でも少し前に転倒して救急搬送されたため、もう日中の大半を一人で置いては

おけない。そう判断され、3週間前から住み込み介護が始まったそうです。ヘルパーの仕事は、マーガレットさんの見守り、着替えやシャワーの介助、ベッド脇に

置いてあって夜間に使う簡易トイレの洗浄、ベッド・メイキング、掃除、洗濯、料理、天気が良くマーガレットさんの体調がいい時の庭の散歩の付き添いなど。

独立心が旺盛なマーガレットさんは、洗顔・歯磨き・トイレは、すべて自分でします。

 

ケア・マネージャーのジョアンによると、私のレギュラー仕事にと考えている顧客は、別にいるとのこと。

そちらの顧客(男性)は料理好きだし何でも食べる方だそうなので、レギュラー仕事が始まるのが、ちょっと楽しみです。

じつはジョアンには、「マーガレットさんとの仕事が気に入ったら、そっちでレギュラーになってもいいんですよ?」と言われたけれど、

マーガレットさんも、前回の顧客ほどではないものの、けっこう嫌いな食べ物があって。

玉ねぎ、ニンジン、ニンニク、レタス、ツナ、コンビーフなどで、農婦だったとは思えないような嫌いな食べもののラインナップ。

それに私の部屋は2階にあるけれどシャワーは1階で、しかも狭い浴室にはマーガレットさんの品が一杯なので、

持ち込んだ私物や着替えを置くスペースもない。そして、何より家が寒い。

なのでジョアンには正直に思っていることを話し、何でも食べる方のところで働かせてもらうことにしました。

そちらでは、一緒にトレーニングを受けたジョー(女性)がもう住み込み仕事をスタートさせていて(私は前に務めていたスターリング・ケアの

マネージャーが辞職していたため照会が遅れてスタートも遅れた)、私も来週か再来週には仕事を始める予定です。

いい人だといいなぁ。

 

私の部屋の窓  からの朝焼け

 

 さて、これを書いている今現在(11月22日金曜日午後1時過ぎ)、私は自宅にいます。

あ、仕事ぶりが悪くて送り返されたんじゃありませんことよ。

昨日(木)の午後6時頃、ワイト島に住むというマーガレットさんのもう一人の娘さんが、その娘(マーガレットさんの孫娘)さんと

2人の幼い(5歳と1歳)お孫さん(マーガレットさんの曾孫さんたち)を連れて到着し、週末を水入らずで過ごしたいとのご希望だったので、

辞去したんです。

 

娘さんたちが来ることは、火曜日に仕事に入った時点で聞いていました。でも私が家に帰っていいとは聞かされていなかったので、

(メンド臭いな)と思っていたんです。ところが昨日の朝になって、ジョアンから上のような、顧客のご希望のテキストが入りました。

これは私には、渡りに船。

だって、それまでの経験から、住み込み先は暖房が効きすぎていることが多かったため、暖かい衣類を持っていかなかったので、寒くて困って

いたんです。シャワーだって、あの古いシャワー室で不自由な思いをして使うのか・・・と気が重く、まだ使っていませんでした。(クサっ?

だから、帰宅していいと言われたのは、私にとっては好都合。家で2日を過ごし、日曜日の午前10時までにマーガレットさん宅に戻ります。

2日分はおそらく賃金が入らないでしょうが、それでいいです。住み込み先で満足していたら、そうあっさり納得はできなかったでしょうけどね。

 

*       *       *

 

クソ野郎の義父は、10日前の先週火曜日から、入院しています。現在オットーは、義母を乗せて病院にお見舞中。

(今度こそ、笑点が近づいてきたような兆しが・・・?)

義父についても早くアップデートしたいんですが、仕事先では時間がないので難しくて。

明日は・・・できるかな・・・?


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