もう先週のことになってしまいましたが、18日(水)、ムスメは無事25歳の誕生日を迎えました。
下は、レスター大学時代の仲良したちから届いたプレゼントだそうです。
(私のペーパーフラワーを買ってくれたシャーロットさんを含む。)
素敵な花束も届き、花瓶がなかったムスメは大きめのグラスを使った様子。
オットーも私もひとり上手。ひとりで好きなことをしているのが大好きで、友人も極端に少ないです。
そんなハンデを背負って生まれたにもかかわらず、ムスメは高校時代にも大学時代にも、とても良い友達に恵まれて・・・
親として、これほど嬉しいことはありません。
とくにムスメは一人っ子だから、友達は宝もの 良い友達とのつきあいが一生つづくよう祈っています。
ジャーナリストをしているムスメのところには、サプライズ・プレゼントも届きました。
THANK YOU カードとシャンペンです。
カードには、チーフ・エディターからのメッセージが。(私のあやしい意訳で申し訳ありません。)
親愛なるハナ、きみの素晴らしいジャーナリズムに感謝します。
新型コロナ(Covid)危機におけるこの上なく優れた簡明なレポートは、
我が紙の読者が実情を理解するうえで大いに役立ってくれたよ。
きみがこのシャンペンを、近い将来友達や家族と楽しめることを願います。
シャンペンの名前は、Veuve Clicquot ・・・ ヴーヴ・クリコ? けったいな名前やなぁ。
ムスメによると、「調べてみたらこのシャンペン、1本40ポンド(5560円)くらいするみたい!」
え・・・1本で? 6本じゃなくて??
私も調べてみたら、本当でした。安くても35ポンド(4865円)、高くて42ポンド(5838円)!
うわ、何か申し訳ない・・・ 豚に真珠、猫に小判かも・・・
だって、じつはムスメ、ほぼ下戸なんですよね。オットーと私がそうだから。
でもチーフ・エディターさんのお心遣いが嬉しいし、ムスメのことも高く評価してくださっているようだし、とても有難いです。
新聞業界は、今後ますます冬の時代だと思うんですよね。
若者はネットでニュースを読むから、大衆の新聞離れはますます進むでしょう。
イギリスでは新聞を配達してもらうと配達料が取られるので、日本と比べると配達してもらっている世帯はずっと少ないです。
我家も、一度も配達してもらったことはなし。ニュースはテレビで、ネットが普及してからはネットでも見て、済ませてきました。
新聞を定期的に買っていた中高年層の中にも、最初のロックダウンのときになかなか買いに行けず、
そのままニュースはテレビやネットで済ませる習慣ができてしまった人もいるでしょう。
でも、たとえ印刷された新聞が氷河期時代を迎えようとも、
溢れるニュース・ソースの中から本当に必要な正確な情報を見つけ出し、消化し要点をまとめ、大衆にもわかりやすい言葉で
記事にして伝えるジャーナリストは、ネットのニュース界にも必要不可欠なはず。
だからムスメにも、精進に励んで良い仕事を続け、ジャーナリストとして何とか生き残って欲しいと思います。
それにしても、去年の秋には、
ムスメの25歳の誕生日には「家族3人揃って日本に行こう!」なんて盛り上がっていたのになぁ。
その直後から、今は亡き(クソ野郎)義父の状態が最悪になって旅行どころではなくなってしまい。
幸い義父は年末には逝ってくれたけど(罰当たりな言い方すみません)、独居になってしまった義母をおいて
家族旅行はちょっと・・・ とオットーが言い出し。さらにはコロナ禍が追い打ちをかけてくれ。
そうこうするうち、オットーは行く気が失せてしまったようです・・・。
計画とか手配とか面倒だし、考えてみれば長時間のフライトも時差ボケもきつくて疲れるからならぁ、と・・・。
でもムスメと私は行きたいので、コロナが収束したら、母娘の食い倒れ?日本旅行に行くかもしれません。
私も飛行機と時差ボケは嫌ですが、でもそれを我慢しなけりゃ日本に行けないのだから仕方ない。
コロナが落ち着いて海外旅行が全面的に解禁になるまでは、
ムスメと日本に行って美味しいものをたくさん食べる日を夢見て待つことにします。
今回、二度目のロックダウン中に誕生日を迎えたムスメは、友達と会うこともかなわず。
せめてもの夕食はお寿司にしたそうです。
美味しそうなのでどこで買ったのか訊いたら、高級スーパー Waitrose のものだそう。
(Waitrose は我が田舎町ダーズリーにはなく、車で30分ほど離れた隣町ストラウドまで行かないとありません。)
そんなわけで寂しい、でもそれなりに嬉しい25歳の誕生日を迎えたムスメでした
私たちからのプレゼントですか? それはとりあえず保留ということにしてあります。
ムスメが来月クリスマスで帰郷したら、誕生日とクリスマスを合わせたプレゼントとして欲しいものを考えてもらうということで。
ただムスメは、今やオットーと私を合わせた以上の収入を得ていますからねぇ。
正直言うと、こっちが高価なプレゼントをたかりたいくらいです!?
緊急帝王切開でムスメが誕生したのは、1995年11月18日午後9時35分のこと。
予定日が12月18日だったのでちょうど1ヶ月早く生まれてしまったけれど、2665gもあってラッキーでした。
頭なんて、片手に載ってしまうほど小さかったのよねぇ・・・
《 参: ハナちゃんだより (2) 》
あの日から四半世紀も経ったなんて、信じられない・・・
幸い大きな病気も怪我もすることなく無事に成長してくれ、
自立自活もしてくれ、
親としてこれ以上望むことはございません。
神様に感謝です。
どうかこれからの一生も、無事で幸せでありますように!