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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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インタビュー見た!

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昨日はあれこれ時間が押して、結局見られず・・・

録画しておいたメーガン妃&ハリー王子のインタビューを、ようやく今日見ました。

 

Oprah with Meghan and Harry です。

 

実は、時間を無駄にした~!と後悔することになることを危惧していたので、予想に反して(見てよかった)と

感じている自分に安堵しています。今回はインタビューを見た感想を、つらつら書き綴りたいと思います。

インタビューの前半は、オプラ・ウィンフリーと話すのはメーガン妃のみ。ハリー王子は後半から加わりました。

 

自分のアホぶりを披露するようで恥ずかしいんですが、最初に(へえ~っ!)と思ったのは、カーテシーについてです。

メーガン妃がハリー王子と一緒に女王陛下と初対面してランチを共にすることになったとき、

ランチの場に向かう車内でハリー王子が、「カーテシーすることは知ってるよね?」

・・・どうでもいいですが、私は知りませんでしたよ!

そして私と同様知らなかったメーガン妃は、車から降りてから、カーテシーのやり方を急遽その場で

学ばなければならなかったそうです。

それって遅くない、ハリー王子!? もっと早くに教えてやってよ!

育った環境どころか、国すら違ったんだからさぁ!と思いました。

 

メーガン妃は「英国国歌も教会で歌う賛美歌も学ばなければならなかった」と言っていますが、それは

当然のことでしょう。新しい仕事に就いたのと同じで、王室という特殊な世界に入る以上、

学習することは必要かと。昔と違い、今はネットですぐに情報が手に入るのでラクですしね。

メーガン妃によると、女王陛下は彼女に対し常に優しく温かく接してくれたそうです。

でもその他の王室メンバーは、その限りではなくて・・・

確かにハリー王子と彼女が結婚した際は、温かく歓迎されました。が、大成功に終わった

ハリー王子と彼女のオーストラリア公式訪問のあと、「明らかに空気が変わった」と。おそらく「嫉妬」から。

彼女はまた、王室のメンバーになることが本当にはどういうことなのか、自分は何も知らなかったことを認めました。

王室は公的施設(?institution)であり会社(?firm)であって、それを運営する人々がいて、その人々によって

発言や行動は大きく制限され、「4ヶ月の間に二度しか友人とランチできなかった」そうです。

これはナットク。非社交的な私は一年に二度で十分ですが、メーガン妃なら週に二度は必要かと思うので。

 

王室を運営する人々――仮にここでは王室庁と呼ぶことにします――が、王室の名誉や威信を守るために

他の王室メンバーをかばい、ゴシップ報道に誤りがあってメーガン妃が悪く言われてもそれを正そうとしないことにも、

大きな失望と怒りを感じたそうです。たとえばメーガン妃は、大衆ゴシップ紙『ザ・サン』に、

「シャーロット王女が結婚式でブライズメイドとして身に着けるドレスに関してメーガンとケイト妃の間で口論になり、

メーガンがケイト妃を泣かせた」と報道されました。でもインタビューの中でメーガン妃は、事実はこれと真逆だったと説明。

泣かされたのはメーガン妃の方で、でもケイト妃はその後謝ってくれたから水に流したとのことです。

この件も含め、メーガン妃は大衆紙に何度も何度も、意地悪で悪意を含んだ記事を書かれました。

妊娠中のケイト妃がお腹に手を当てていたときは「お腹の中の赤ちゃんを守ろうとしている」とポジティブに報道されたのに、

メーガン妃が同じことをすると「ケイト妃を真似てロイヤル・ベビーを妊娠していることを誇示している」と書かれたり。

ジャーナリストのムスメを持ちながらこう言っては何ですが、大衆紙なんて、売り上げを伸ばすためなら

恥も外聞もなく誇張歪曲した記事を書きますから。特に『ザ・サン』なぞは、読まないほうがいい新聞の代表なんですけどね。

メーガン妃にはそういった記事を読んだ母親や友人が、憤慨し泣きながら電話してきたりもしたそうです。

なのに王室庁は、それに抗議するような動きは何も見せてくれず。

精神的に病みつつあると感じ、王室庁の人事部(?Human Resources)に医者にかかることを含めてヘルプとサポートを

求めましたが、「何もできない」と断られたと。

王室と王室庁に対する不満と不信感が高まり、同時に精神的にも追い詰められていったそうです。

王室庁が何もしてくれなかったことはハリー王子も証言していましたが、でも二人は監禁されていたわけではないし。

お抱え運転手に車を出してもらって、高名な精神科医を訪ねることは・・・できなかったのかな???

ちなみに二人とも、近親(おそらくチャールズ皇太子とかウィリアム王子とか)には相談しなかったと明言しました。

ハリー王子によると、「そういう家族ではないから」だそうです。

でも相談しなかったらヘルプもサポートもしようがないのだから、王室庁はともかく王室の近親を今さら

非難するのは、お門違いでは?

 

それからメーガン妃はアーチーには生誕と同時にプリンスという称号がつくべきなのにつけてもらえないと不服のようですが、

これは彼女の誤解のようです。1917年にジョージ5世が定めた令により、皇太子の長男の子供には自動的にプリンスとプリンセスの

称号がつくけれど、次男以下の子供には、皇太子が王位につくまでは称号がつかないことになったそう。つまりチャールズ皇太子が

国王になれば、その時点でアーチーも王子になるそうです。

 

このインタビューにおける最大の『爆弾的暴露』となったのは、メーガン妃が第一子アーチーを妊娠中に、

王室ファミリーのメンバーの一人が

「生まれてくる赤ちゃんの肌の色がどれくらい濃くなるかについての懸念を口にした」ということでした。メーガン妃はこれを、

concerns and conversations about how dark his skin might be when he's born

と表現。

私はこの concerns という言葉に、大いに引っかかるんですよね。

興味・関心というよりも、懸念という意味で使われることの方が多いように思うので・・・

メーガン妃は直接この発言を聞いてはおらず、聞いたのはハリー王子で、ハリー王子から聞かされたそうです。

発言の主を訊ねられたメーガン妃は、「その人物の評判を傷つけることになるので言えない」と。

”And you're not going to tell me who had the conversation?”

―― ”I think that would be very damaging to them.”

オプラ・ウィンフリーに訊かれたハリー王子も、「あの発言に関しては二度と話さない」とのことでした。

”...about Archie's skin tone.  What was that conversation?”

―― ”That conversation.  I'm never going to share.”

 

オプラ・ウィンフリーは最初にこの発言について聞いたあとすぐさま ”What...!?” とショックを受けた表情を見せましたが、

それは過剰反応では?と私は思いました。

だって、その場にいて直接その発言を聞いたのでない限り、どんなニュアンスが含まれていたかなど

知る由もないでしょう?

この発言は、人種差別など微塵も含まない、単純な好奇心ゆえの発言だったかもしれず、それをマタニティー・ブルーとか

ネガティブ思考に陥っていたかもしれないメーガン妃が悪意を含んでいると受け取り、concerns (懸念の意味で)と表現したのかも

しれないからです。

ハリー王子とメーガン妃の子供だと、どんな肌の色になるのかな?なんてちょっぴりでも思った人は、100人に5人くらいはいるのでは?

大昔のことなのでよく覚えていませんが、黄色人種である私も妊娠中に、白人のオットーとの間の子供は

どんな肌色になるのかな?なんて想像を巡らせたと思います。

生まれたムスメはイギリスでは小麦色に見えますが、日本に行くと色白に見えて面白いです。

(ちなみにオットーは「白い肌は日差しに弱いし焼けると赤くなって嫌」なので、ムスメの肌色を喜んでいます。

メーガン妃のお友達のセリーナ・ウィリアムズもすぐさま『王室の人種差別』を非難していますが、

以上のような理由で、私はこの発言を人種差別ととらえるつもりはありません。

アホな私は似たような場面にあったら同様の発言をすることは大いにあり得ると思われ、でももし、たとえ無垢な理由からでも

肌の色に言及すること=人種差別

になってしまうなら、面倒くさい世の中になったものだな・・・と思います。

 

ハリー王子は「カナダに移住後、自分たちは経済的に断ち切られた」し「英国から派遣されていた警備も引き上げられた」と言いましたが、

そもそも経済的自立は、彼ら自身が望んでいたことではありませんでしたっけ?

「でも母が残してくれた遺産(デイリー・メール紙によると1200万ポンド=1億7千万円)があったから、

それで警備をまかなえて助かった」そうで、それはよかったこと。

私の解釈が正しければ、ハリー王子は「自分たちは公務から一切退くつもりはなく、束縛され過ぎない程度にパートタイムで

公務を続行する意向だった」ので、「王室からばっさり切られてとても傷ついた」ようなことも言っていました。

そうですね、それは可能だったかもですが、でも最終的決定権は、女王陛下にあるわけですから。

社員が「正社員はハードすぎるからパートにして欲しい」と言ってきたとき、あらゆる点を考慮に入れて

会社としてどうするのが最善なのかを決めるのは会社の方。

パートでも残っていて欲しいと思う社員はパートにしてあげ、そうでない社員は辞めてもらうことになります。

女王陛下も熟慮のうえ決定をされたわけなので、ハリー王子夫妻はそれに従うしかないでしょう。

 

と不満を口にしつつもハリー王子、女王陛下との関係は良好なままだと言っていました。

一方で父親チャールズ皇太子には「(サポートをしてもらえなくて)失望したが、今でもとても愛している」と。

兄ウィリアム王子については「大好きで、隔たりができ別々の道を歩んでいるが、いつかまた元のように仲良くなりたい」とのことでした。

また父親も兄も、「抜け出したくても抜け出せない環境にあって気の毒に思う。自分も自分で気づかないまま同じ環境にあったが、

メーガンに会ったことでそれに気づき抜け出すことができた」のだそうです。

 

ハリー王子は、今は亡き母ダイアナ妃についても言及しました。

「信じられないほど困難だったけれど、少なくとも自分たちにはお互いがいた。妻を傍らにこうして座って話をしていることに、

本当に安堵して幸福に感じている」と。そして、「ずっと昔に一人ぼっちでこの境遇を乗り越えなければならなかった母は

どんな思いだったか、想像もつかない」と。

 

”...because it's been unbelievably tough for the two of us, but at least we had each other.

I'm just really relieved and happy to be sitting here, talking to you with my wife by my side.

Because I can't begin to imagine what it must have been like for her going through this process by herself

all those years ago.”

 

インタビューの締めくくり。

ハリー王子: 「こういうことになってしまって悲しいです。自分たちにできることは何でもしました。英国を離れるにあたり、

すべてをそうするべきやり方でやりました。」

メーガン妃: 「王室を守るためにできることもすべてやりました。私の後悔は、彼らが私は守られると言ったとき、

それを信じたことです。信じたことを後悔しています、守られないと知っていたならば、

もっといろいろできることがあったでしょうから。でも私はそれを見たり知ったりはしない立場にあったのです、

私たちは反対側にいた(←?)ので。私たちは生き延びただけでなくひとまわり大きく成長しました、

これは奇跡です。そして私たちにとって、これはほんの始まりに過ぎないのです。」

 

Harry:  "I'm sad that what's happened has happened.  We did everything that we could to make it work.

And we did everything on the exit process the way it should have been done."

Meghan:  "With as much respect, and oh, my God, we just did everything we could to protect them.

My regret is believing them when they said I would be protected.  I believed that.

And I regret believing that, because I think, had I really seen that that wasn't happening,

I would have been able to do more.

I wasn't supposed to see it, I wasn't supposed to know... because we're actually on the other side.

We've actually not just survived, but are thriving.  This is miracles.  And this is just the beginning for us."

 

オプラ・ウィンフリー: 「つまり王子と貴女とのお話はハッピーエンドなのですね?」

メーガン妃: 「その通りです。」

ハリー王子: 「そうです。」

メーガン妃: 「そう、どんなおとぎ話よりもずっと素晴らしい、ね。」

 

Oprah:  "So your story with the prince DOES have a happy ending?"

Meghan:  "It does."

Harry:  "Yeah."

Meghan:  "Yeah, greater than any fairy tale you've ever read."

 

*       *       *

 

自慢にもなりませんが、故ダイアナ妃と私は、日本だったら同じ学年なんですよ。

そんなダイアナ妃をしっかり覚えている私にとって忘れられないのは、ダイアナ妃の棺のあとを歩くまだティーンだった王子たちです。

とくにハリー王子は、当時は身長もお兄さんよりずっと低くて、まだまだあどけない少年ぽくて・・・

突然母親を、それもあんなに素敵なお母さんを亡くしてしまい、呆然としている様子がそれは痛々しくて・・・。

 

だからハリー王子の王室離脱を思うとき、(ダイアナ妃がもし生きていたら、何と思っていただろう?)とつい考えてしまうんです。

王室離脱はハリー王子の幸せのためだから、反対はしないんじゃないでしょうか。

でも兄ウィリアム王子との間に溝ができてしまったことは、きっととても悲しまれるのでは。

2012年のロンドン・オリンピックの際など、ウィリアム王子・ケイト妃・ハリー王子は本当に仲が良さそうだったのに・・・。

 

ハリー王子がメーガン妃と結婚したとき、私はとても嬉しかったです。

お兄さんと同様ハリー王子も本当に愛する相手と結婚したのだから、ダイアナ妃も草葉の蔭で喜んでいるだろうと思いました。

なのに、結婚式から2年未満で王室離脱って・・・『石の上にも三年』という諺もあるし、せめて3年は頑張れなかったのかな・・・。

インタビューで二人は、王室離脱の原因は「ヘルプとサポートを求めたのに得られなかった」ことにあると明言しました。

でも・・・本当に?

 

私は自分が精神的にヤバい状態にあると思ったら、オットーにのみヘルプとサポートを求めます。

家族の他のメンバーには、本当に必要にならない限りは秘密にして。

他のメンバーに知らせたところで心配させるだけだし、彼らにできることは限られていると思うので。

まぁメーガン妃の場合、公務から外してもらうなどの必要があったので、『人事部』に助けを求めたのでしょう。

でもそこで助けが得られなかったとは信じ難いし、もし本当に助けが得られなかったのなら、

なぜ自分たちで医者に出向かなかったの?という疑問が湧くのです。

「公務から退く」という宣言をするよりは、ずっと簡単なことに思えるのですが?

 

ハリー王子はダイアナ妃が一人で闘った困難に言及していますが、ダイアナ妃の苦難は二人の比じゃありませんでした。

自分の人生のパートナーとなった夫には、結婚前から想い人がいて、夫は自分とは、立場上の必要に迫られて

結婚しただけでしたから。

王室のメンバーとしての新生活はそれは窮屈でしょうし、伯爵令嬢だったダイアナ妃は王家とも交流があったのでそれなりに

予備知識はあったかもしれません。でもその知識は、愛のない結婚生活を補うには程遠いものだったと私は思います。

 

二人が挙げた王室離脱の理由や王室への不満は、どれも裏づける証言のない一方的な申し立てですから、

私は全面的には信じず、話半分で聞きました。結局のところ、二人が王室を離脱したのは、

メーガン妃が王室メンバーとしての生活に馴染めなかったから。というのが、私の受けた印象です。

公務の予定が優先されて自由になる時間が少なすぎるとか、ぱっと自由に簡単に友達と会ったりできないとか。

ところが、富裕な家庭に生まれたとはいえ平民出身のケイト妃は、苦もなく馴染んでいるように見える。なのになぜ私は馴染めないの?

私のせいとは思えないけど?でももう苦しすぎて耐えられない・・・。

 

その気持ち、よ~くわかります!

私も日本で一生を終えるのは窮屈すぎて嫌だなと思い、はるばる英国に来た身なので。

だから二人が王室を離脱して新生活を始めたことは、二人の決断だし、別にいいと思っています。

ただ、言い訳を探すあまり、王室を貶めるのはやめて欲しい。

しかも、去年はずっと沈黙を守っておきながら、このタイミングで!

去年のうちは新型コロナで世界中が大騒ぎしてましたから、このインタビューも今ほど話題にはならなかったことでしょう。

新型コロナが一息つくまで待っていたとしか思えないんですけど!?

今現在、夫君エディンバラ公は3週間以上も入院中だし、女王陛下にはこのインタビューは痛手だったと思いますよ。

(女王陛下ご自身は視聴しなかったしする気もないそうですが。)

女王陛下、今年は厄年でしょうか?

 

このインタビューを見て良かったと思った理由は、メーガン妃に対する好意がちょっぴり上昇したからです。

私もメーガン妃のことは、ハリー王子をたきつけて英国を去る原因をつくったワガママ女と思っていました。

でも王室メンバーとしての生活がどんなに窮屈だったかを聞き、面倒臭がりで怠惰な私は同情を覚えました。

一方で、私の中でのハリー王子株は下落しました。メーガン妃が本当に死にたいほど苦しんでいたのなら、

もっとできること、なかったとは思えないんですけど!ハリー王子がもっと積極的に行動していたら、

王室離脱は回避できていたように思うんですけど!

実際インタビューもメーガン妃が主導していて、(骨のなさそうな男だな、あ、そういえばメーガン妃は

年上女房だったっけ)と思わされました。

何はともあれ二人は欲しかった新生活を手に入れたのだし、自己弁護するため言いたいことも

全部インタビューで言ったのだから、これからは新生活に集中していただければと思います。

 

ところで、インタビューの最後にメーガン妃は『ハッピーエンド』を断言していますが、

それはちょっと甘いざますわよ!

二人の新生活は、まだ始まったばかり。結婚生活は山あり、谷ありなのです。

10年後20年後の二人がどうなっているのか、詮索好きのオバチャンは、

(まだ生きていれば)興味をもって見守りたいと思います ♪

 


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