今年のツール・ド・フランスは、初日(6月26日)から大変な事故に見舞われてしまいましたね。
事故の原因をつくった、プラカードを抱えて道路に大きく身を乗り出していた黄色いジャケットの女性・・・
いったい何を考えていたのか。もう馬鹿としか言いようがありません。
動画はこちら - とある観客がツール・ド・フランス史上最悪の玉突き落車事故を起こす - HYPEBEAST JP
女性の目的がプラカードを抱えてテレビに映ることだったのは明らかですから、レースを見に来た観客ですらありませんでした。
プラカードに書かれていた ALLEZ OPI・OMI ですが、ALLEZ はフランス語で Come on、OPI と OMI はドイツ語で
Grandpa と Grandma を意味するそうです。
フランス語とドイツ語が混ざっていたところをみると、この女性、ドイツとの国境に近い地方の出身かもしれません。
お祖父ちゃんお祖母ちゃんに「レースの沿道でメッセージを抱えているから、絶対見てね!」とでも言ったのでしょうか。
子供じゃあるまいし、それ、本当に必要なことだった!?
選手たちが高速で走行してくることはわかりきっていただろうに、そっちに背を向けて、道路に大きく身を乗り出すって・・・
この日のために毎日ハードな練習を積んできたであろう選手たちが、ただただ気の毒です。
しかもこの女性、自分がしたことの結果に怖れをなして、そそくさとその場を立ち去ってしまいました。
負傷した選手たちを助けることなく。
事故から4日後の30日(水)になって逮捕された女性は、身元は伏せられていますが、「フランス人で30歳」とのことです。
テレビに映りたかった観客に選手が接触、次々に転倒 ツール・ド・フランス - CNN.co.jp
「ツール・ド・フランス」転倒事故で女逮捕 - テレ朝NEWS
逮捕の観客、自分の「愚かさ」恥じる ツール・ド・フランス事故 - YAHOO! ニュース
ツール・ド・フランス大転倒事故、女性観客が逮捕・・・日本で起きたら法的責任は? - 弁護士ドットコムニュース
当然のことながら、大事故を招いた女性の馬鹿げた行為に対し、大衆の怒りが爆発。
「状況を落ち着かせるため」、ツール・ド・フランスの主催者側は女性を「告発しない」と発表しました。
しかし検察は、女性が「10月4日に出廷することを命じられた」と発表。
事故が起こり負傷者がたくさん出たのだから、起訴される可能性は十分ありそうです。
100歩譲って、コロナのせいで長いこと会えていないおじいちゃんおばあちゃんを元気づけたくて、ついやりすぎてしまったのだと解釈しましょう。
でも事故現場から逃げ出したのは、マズすぎました。自分のせいで流血している人たちがいるのに、逃げ出したのですから。
交通事故だったら、ひき逃げにあたるのでは?
この女性は有罪となって収監なり罰金なりの罰を受けるべきと、私は思います。
気の毒な気もちょっぴりしますけれどね。
だって、偉そうなことを言っていますが、私だって自分が彼女の立場だったら、
事の重大さにおののいて思わず逃げ出してしまうかもしれませんから。
このような結果を招かないためにも、常に安全第一!
自分の行動が、自分はもちろんのこと他人にも、迷惑や害にならないよう常に注意することが大切ですね・・・。