話が前後してしまいましたが、ガーデン・センターに行った日の前日は、午後に2時間ある休憩時間中、車で近くの村に行きました。
ロブさんと娘のキャシーさんが火曜日に行ったという村で、車で5分ほどの距離ですが、さすがに歩いては行けません。
村の中心にある、郵便局兼商店兼喫茶店です。
カワイすぎる・・・
(ちなみに上の写真の右端に写っている赤い公衆電話ボックスは、古本リサイクルの場として活用されていました。)
お店の入口に立つほぼ等身大のボードの男性は、おそらくコメディー・ドラマ “Open All Hours” の商店主ではないかと思います。
1970年代から80年代にかけて放映された30分のシリーズで、コメディアンのロニー・バーカー(Ronnie Barker)が演じた
主人公の商店主の画像はこちら。ね、この人ですよね、どう見ても!?
ロブさんはこのお店に取引口座があって、すでに買物用の資金を払い込んであります。
それゆえ緊急に何か必要になったとき、この店でなら、私のような住み込みヘルパーが現金を持たずとも買物できるのです。
火曜日はキャシーさん、ロブさんを車でこのお店に連れ出し、「○○(私の名)というヘルパーが来てくれるようになったから、買物の際はよろしく」と
伝えておいてくれたのでした。手際の良さに感動・・・
2人がカフェでコーヒーとケーキを楽しんでいたら、数人の知人にもばったり会えて話がはずみ、キャシーさんによると、
4月に奥様を亡くされてからほとんど人と会っていなかったロブさんが、ようやく元気を取り戻してきたようだ、とのことでした。
お店に入って自己紹介し、買物前に村を散策したいので車を置かせてもらう許可を得たうえで、散歩をスタートしました。
ヴィレッジ・グリーンと呼ばれる、たいていの村にある緑地です。村人の憩いの場。
好天気の下、村外れの教会まで歩きました。典型的な『イギリスの田舎村』の風景が、目に嬉しい・・・
庭からの収穫物や、手作りジャムや、草花などを庭先で売っていたりも。
教会が見えてきました。その左側にあるお屋敷は、昔の領主さんの邸宅だったのかな?
右の道路際にある大きな建物は tithe barn といって、むかし税として支払われた現物(日本の年貢米みたいな?)を貯蔵するために
建てられた納屋だそうです。イングランドのあちこちにあり、そういえばダーズリーの郊外にも、ホテルに改造されたのがひとつあります。
教会の門に近づいたら、なにやら面白いものが。
脇にある金属の輪につかまって上り、向こう側に下りるだけの段々? 子供のアスレチック用?? ナゾです。
すぐ隣に扉があるのにね。
外から見て小さい教会は中ももちろん小さいですが、小ぢんまりして落ち着けます。
フットパスを通ってお店に戻りました。
我家から見える “天然痘の丘” によく似た丘が、遠くに見えました。親近感! (参: “天然痘の丘” でドローン飛ばし)
野生のコーンフラワー?が色鮮やかで綺麗です。コーンフラワー好き
たっぷりの緑に囲まれて、命の洗濯をした気分
そういえば、コロナ禍が始まってから、ほとんどお出かけしてなかったな。(仕事もしてなかったケド)
お店に戻って、ロブさんのための買物をする前に、まず自費でアイスを買いました。
美味しかったです。う~ん、これぞ人生
* * *
今日の休憩時間は散歩はやめてこれを書いていました。
ここからは自宅に戻って書いています。
モニカがポーランドからロブさん宅に戻ったのは、午後8時50分。
申し送りをして、9時07分に帰途につきました。
いつの間にか日が短くなっていて、もう車のライトが必要でした。
家に着いたのは、午後9時45分頃。
何はなくても、安普請でも、我家はやっぱり落ち着きますね
独身貴族生活を楽しんだ?オットーも、無事生き延びていました
昨晩つまりロブさん宅での最後の晩は、7晩中で最悪に眠れない夜だったかも。
古時計のチャイムにほぼ毎時間目を覚まされ、その後はなかなか眠りにつけなくて・・・
もう熟睡できる時間は残っていないと思い、6時に起床しました。
あ~眠い・・・今夜はもう寝るとします。おやすみなさ~い・・・