買物して車に戻ったら、隣に駐車していた車のワンポイント・イラストが目に留まりました。
可愛かったので思わず写真をパチリ!
Roma って入っているしコロッセウムみたいなのも描かれているから、イタリア製の車なんでしょうね。
タイヤ中央のバッジからして、・・・FIAT かな?(←無知)
* * *
さて、ちょっと聞いてくださいな!
住み込み介護ヘルパーとしての私の雇用主サンライズ・ケアのモリーから私に誤ってメールが届いたのは、
9月2日(=24日前)のことでした。そしてその後、連絡はなしのつぶてなんです!
さくっと説明しますと、私はロブさんのお宅で7.5日の住み込みを終えて帰宅し、懸念事項を報告したうえでロブさん宅に
戻る意思はないことを表明しました。するとモリーは、同僚のスー宛にメールを送りましたが、それを私へも、まさかの誤送。
「新人のリンをゴン(=私)の代わりに(ロブさん宅に)送りこむことは可能だけれど、英国人ではあるものの黒人なの。
そのことは家族にとって障害にならないかしら?」
な~んてことを書いていたものだから、バツが悪くて連絡して来れないのか?
それとも私が問題(不満)をざっくばらんにメールしたものだから、(小うるさいヤツ)と見限ることにしたのか?
いずれにせよ、「連絡する」と言っておいて連絡してこないというのは、けしからんことです。
もうこうなったら、面白いのでいつまでダンマリを決め込むつもりなのか、興味を持って待とうと思います。
英国は人種差別に対して厳しい国ですから、正直、モリーが『障害』(実際には blocker でしたが)という言葉を使ったのは
意外で、驚いたし、残念にも思いました。しかもモリーは、数多ある職種のうちでも、介護ケア業界で働いている人なのに。
ということは、私をロブさん宅に送り込む前にも、「ゴン(=私)は日本人だけど、そのことが障害にはならないかしらね?」
なんて言っていたりした・・・かも?
それはさておき、私が落ち着いていられるにも理由がありまして、じつは以前私を雇ってくれていたウッドペッカー・ケアが、
正式に私を再雇用してくれることになりました。そのため明日からウスターでのトレーニングが4日間あります。
トレーニングは毎年受講してリフレッシュするのが義務ですから、仕方ありません。
仕方ないんですが、片道70kmを4日連続で往復するのは、ツライ・・・
しかも前回は、高速道路が全面通行止で苦労したという、とんだハプニングもあったし・・・
片道1時間のところを、往路も復路も3時間ずつ!かかりましたからね。
(ちなみにサンライズ・ケアのオフィスでの対面トレーニングはたったの1日でした。)
どうしよう、ウッドペッカー・ケアに出戻るのはいいけれど、4日もトレーニングに通うのは嫌だなぁ・・・
などとネガティブに考え込んでいて、妙案がヒラメキ ました!
以前住み込んだボブさんのお宅に泊まらせていただくという!
ボブさんのお宅からならウスターは片道20kmしかなく、30分ほどで着けるはず。
ボブさんにお願いしてみたところ、快諾していただけました。
そんな訳で、明日からのトレーニングに備え、今日からボブさん宅に滞在させていただいています。
下は、ボブさんのお宅の航空写真。許可をいただけたので掲載します。(額入りで壁に飾ってあるやつです。)
ボブさんのお宅は、2年前にもブログでちらっと紹介させていただきましたっけ(参:現在の住み込み仕事)。
窓ガラス越しですが、2階からの眺めです。周囲は畑や牧草地が多くて、家は舗装された田舎道路沿いに、ほんのひと握りしかありません。
2階に3寝室もある大きなお宅に、現在ボブさん(80歳)はお一人でお住まいです。
ボブさんのお宅で介護が必要だったのは、今は亡き奥様メアリーさんでした。
悲しいことにメアリーさんは、新型コロナが深刻化し始めた昨年3月半ばに、亡くなられました。
その翌月あたりから私の五十肩が始まって左腕が上がらなくなり、ロックダウンにも入ってしまったため、
私はしばらく仕事を控えることに(参:ただいま充電中)。
ボブさんは優しく穏やかなとても良い方で、その後も何となく、折に触れて連絡を取り合っていました。
じつはボブさん、雰囲気が私の亡き父に似ているんです。それも連絡が続いた理由のひとつでしょうね。
2回のワクチン接種を終えた私は、この夏ようやく、ボブさんを訪ねて再会を喜びました。7月のことでした。
でも我家からボブさん宅までは、片道82km・・・
そのとき思ったんですよね。(泊りがけで訪問できたらな・・・)と。
でもそんなこと言い出したら変なヤツになりそうだったので、言えませんでした。
だから今回、トレーニングという大義名分ができて、万々歳です
ボブさんの負担を軽減するため、寝袋・枕・シーツ持参で来ました。
勝手知ったる他人の家なので、トレーニングのかたわらちょこちょこ掃除やアイロンがけをしたりしてお役に立とうと思っています。
もちろん夕食づくりもね!そのつもりで炊飯器も持参しました
家で焼いたケーキも2種類持参したところ、ボブさん、喜んでくださいました
ボブさんには娘さんが三人おられますが、皆それぞれ忙しく、なかなか訪ねて来れないそうです。
長女さんは車で3時間ほどかかるイングランド東部住まい、次女さんは1時間20分かかるイングランド西部住まい、
三女さんは一番遠くて、5時間もかかるイングランド北部住まい。
次女さんは離婚の話が出ているし、三女さんは乳癌で闘病中、しかも息子さん(10歳)が肝臓移植のためのドナー待ち状態だそうで・・・
ボブさんの親としての心配は、まだまだ尽きそうにないです。
幸いボブさんご自身はお元気で、週一回はゴルフをし、友人とランチに出かけ、教会の集まりや催しにも参加。
社会との関わりを積極的に保持しておられるようなので、安心しました。
というわけで、現在『おしかけ滞在客』している私です。
帰宅は木曜日。トレーニング後まっすぐ自宅に戻ります。
本当ならもう一泊させていただいて、金曜日はお礼としてボブさんにランチでも奢りたいところですが、
じつはムスメが「金曜日の夜から帰郷する」と言ってきたので、木曜日のうちに帰宅して、
金曜日は掃除や部屋の準備に精を出さなければ。
だからボブさんにご馳走するのは、また今度になりそうです。
ウッドペッカー・ケアのもとで住み込みを始めれば必然的にウスター近辺で働くことになるので、だったら近い将来、
住み込みを終えたあとでボブさんと待ち合わせて一緒にランチできるんじゃないかな?なんて期待しています。