去年のコロナ禍で迎えた最初のクリスマスは、
未亡人となり独居の義母宅に帰郷する予定だった独身の義弟②ですら、
クリスマス前に感染対策が再度強化されたために来れなくなってしまいました。
でも老母にクリスマス・デーを一人で過ごさせるのは忍びないと、オットーが義母とクリスマス・ディナーを共にしました。
義母の独居生活をサポートしているという大義名分があったので。
そのため我家のクリスマス・ディナーは、オットー・ムスメ・私の三人で、クリスマスの翌日のボクシング・デーににいただきました。
そして迎えた今年、コロナ禍での二度目のクリスマス。
皆で集まることもできましたが、義母(93歳)がクリスマス前週になってようやく
「大勢で集まらず静かなクリスマスを過ごしたい」と希望を表明してくれたので、
初めてそれぞれの家族単体でクリスマスを過ごすことになりました。
義母は義弟②と、義妹一家4人は自宅で、私たち3人も我家で。
(もう30年も外国で教師生活を続けている義弟①夫妻は、去年同様今年も、コロナのため夏もクリスマスも帰国しませんでした。)
義母には一ヶ月前からクリスマスをどうしたいか訊いていたのですが、自分の意思を伝えることに慣れていない義母は、
なかなかはっきり言ってくれなかったのです。クソ野郎の義父が存命中は何でも独断で決めてしまい、
義母はそれに従うだけだったので。
大人だけの我家も一応クリスマス・ツリーを出し、ちょっぴり窓も飾りつけ。
クリスマス・デーの朝は、ツリーの下に置かれたそれぞれのプレゼントを開けました。
考えてみれば、オットーと出会ってからクリスマス・デーは毎年、義理の家族と一緒でした。
ええそりゃもうね、判で押したように。
0歳のムスメのサンタ写真はオットーのアイディアです
(上左画像、義父が新生児のムスメを抱っこしています。首から上が見えていませんが・・・)
イギリスの人って、あまり写真を撮らないような?義理の家族のノリが悪いので、私も次第に、毎年は撮らなくなっていきました。
そのうち私は、クリスマス・デーやその翌日のボクシング・デーに働くと休日割増がもらえるので、
(クリスマスは毎年同じだしぃ~)と、仕事にかこつけてクリスマスには毎年は参加しなくなりました。
自分自身の家族と過ごせるなら話はまた別だったでしょうが・・・ 自分の親に寂しい思いをさせているのだから、
私もせめて働いて自分自身を役立てよう、そんな思いもありました。
19年前!の、義母とムスメ(7歳)のツーショットです。
これは引越す前の義理の両親宅で撮った、最後のクリスマス集合写真です。6年前のもの。
こちらはクソ野郎義父と一緒の、最後のクリスマス写真。3年前に我家で撮ったもの。
義父が逝って20日後に迎えた、2年前のクリスマス。
(義父母はその2年前の2017年に、30年間住んだ広い家からダーズリーの小さい平屋に引越しました。)
そんな訳で、家族3人水入らずでクリスマス・デーを過ごすのは、今年が初めてだったんです。
でも我家の今年のクリスマス・ディナーは、超手抜き!
出来合いのオーブンで焼けばいいだけの肉モノに、私が作った芽キャベツ・ベーコン・栗の炒め合わせと、
ムスメが担当してくれたロースト・ポテトを添えただけ!!
盛り付けたディナーの写真は、撮る価値もなかったので撮りませんでした。
正統派のクリスマス・ディナーはこんな感じです。
上の3品をこんな風に盛りつけたと想像していただければ幸いです。
オットーは少食だしもともと食べることにあまり興味ないし。ムスメと私は(万年)ダイエット中だし。
3品ディナーで十分でした。甘いものはふんだんにありますしね。
面白いニュースがありました。
クリスマス休みに入る数日前、あるふたつの中学校で、と~ってもショボいクリスマス・ディナーが出されたそうです。
なるほど、これはちょっと・・・ ひどいかも・・・。
子供から送られてきた写真を見た親御さんは、驚き呆れてSNSに投稿。
学校と契約している給食業者は、コロナの影響による人手不足や配送の困難が原因として謝罪し、
一食分の給食費3.5ポンド(543円)を払い戻すことを約束したそうです。
この給食に比べれば、我家のクリスマス・ディナーは上出来ですわ!