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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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カード決済が主流のロンドン

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ロンドンと、田舎に住む私の生活圏での、大きな違い。それは・・・

① 私の生活圏内には和食レストランが乏しいこと。

② ロンドンではほとんど現金が使えないこと。

このふたつですね。個人的には。

 

ロンドンではほとんどのお会計の場面で、現金では支払いができませんでした。

去年ロンドンに行ったときすでにそれを感じていましたが、今回はその印象がさらに強かったです。

辛うじて現金でも支払いができたのは、日本の食材店『らいすわいんショップ』さんと、その近くの昔からあるような

雑然とした感じの小さな電器店。そこにはムスメのフラットの切れた電球を求めて、通りがかりに

飛び込みで入ってみたんです。前日オシャレなショッピング・モールで探したときは、個別の電球など

ほとんど扱われていなくて、オンラインで注文するしかないかとあきらめかけていました。

だから小さな電器屋さんにダメ元で入ってみて探していた電球を見つけたときは、歓喜しました。

 

さて、それまで私、現金では支払いをさせてもらえない場合は、デビットカードで払っていました。

こんな風に、デビットカードを軽くタッチさせることによって。

 

でも今回は、ムスメの助けを借りて、アップルペイ・デビューしてみました。

Wallet 内のデビットカードを画面に出し、スマホのON/OFFスィッチをダブルクリックし、

顔認証で本人確認させたらスマホ画面を自分の方に向けたままで、軽くタッチするだけ。

あ、タッチさせずにかざすだけでもいいのかもですね。

使い方はデビットカードとまったく一緒です。

 

これで会計が済んでしまうって・・・! すごい時代になったものだわ!!

 

そういえば、ラーメンをいただきに入った金田屋さんでは、お会計するのに店員さんに来てもらう必要すらありませんでした。

卓上に備えつけられたQRコードをスマホで読み取れば、自分のスマホ上で会計が済んでしまうんです。

チップをあげたければ、希望する金額を加えることもできました。

この方法だと、食い逃げはどうやって対処するのかな?とちょっと心配になってしまいましたけどね。

 

アップルペイ決済・・・もといスマホ決済だと、いちいちお財布からデビットカードを出す必要もないのでラクです。

スマホならいつもポケットの、すぐに取り出せる位置に入っていますから。

ロンドンでは地下鉄もDLR(ドックランズ・ライト・レイルウェイ)もバスも、みんなスマホ決済で乗降しました。

 

地下鉄駅は改札口があるので、乗車前と降車後に、改札口でスマホを読み取り機にタッチさせました。

バスは乗り込むと運転手さんの横にカード読み取り器がありますから、そこにスマホをタッチさせました。

バスの場合、乗車料金は次の停留所まで乗っても終点まで乗っても一律なので、降車の際は何もせずに

降車してしまっていいそうです。ちなみにロンドンのバスは、もはや現金では乗れないみたい。

オイスターカード(プリペイド式の交通カード)を使うか、あるいはデビットカードやスマホ決済をするしかないようです。

 

そうそうDLR(ドックランズ・ライト・レイルウェイ)に乗降の際は、無人駅が多いので、要注意です。

外から改札もなくホームにたどり着けますが、乗る前と降りた後には、カードを読み取り機にタッチさせることをお忘れなく。

『反則した場合は罰金80ポンド(13,000円)か告発』 とありますしね。

 

でも無人駅だとすぐに外に出てしまえるので、忘れてしまう人、けっこういるのでは・・・!?

そういえばムスメも、ロンドンに住み始めてすぐの頃、一度降車時にタッチするのを忘れたことがありました。

焦ってロンドン交通局に連絡して事情を話し、事なきを得たそうです。

 

ロンドンの交通カードやタッチレス決済については、こちら  が詳しいです。

【2023年版】 ロンドンの交通カード「オイスターカード」 「タッチレス決済」 を詳しく解説 - ユアトリップ

地下鉄については、こちら。

【2023年版】 ロンドンの地下鉄をわかりやすく解説 - お得な切符、乗り方、料金 - ユアトリップ

 

*       *       *

 

昭和後期に成長したワタクシ。

愛読したマンガのひとつに、くらもちふさこ先生の 『おしゃべり階段』 がありました。

その中で、主人公の加南が、お母さんに頼まれて、銀行のATMで現金を引き出す場面があったのですよ。

「それから・・・ えっと、金額か・・・」 みたいなことをつぶやきながら。

なぜか、いまでも鮮明に覚えています。

(そのあと引き出した現金を中野くんにひったくられましたが、線が取り返してくれました。

 

そうなんです、銀行の窓口に行かずに現金を引き出せるというのは、当時は画期的な進歩だったんですよね!

それが半世紀後の今は、カード決済やオンライン・バンキングが主流になり、銀行の支店はどんどん姿を消しつつあります。

例えば我が町ダーズリーには、29年前に私たちが引越してきたとき、銀行の支店が3つありました。

ところが去年、最後に残っていた支店が閉店し、今やひとつも残っていません。

 

私は地元にいる普段の生活では、未だに現金派です。

現金だと、使ったという手応えというか、実感が、ありますから。

でもいずれはこの田舎町でも、カード決済・コンタクトレス決済が主流になり、

現金はほぼ使えなくなる日が来るのでしょう。

寂しいけれど、時代の流れだから、仕方ないですね。

若い世代には 「現金のどこがいいの!?」 と呆れられそうですが。

 


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