なぁんと、またまた一週間ぶりの更新に・・・(汗)
それというのも、相変わらず夜まともに眠れず、しかもムスメの取材インタビューの文字起こし&英訳に
追われていたからです。
そうこうするうち、ムスメは昨日、一足先に無事ロンドンに帰宅しました。
私は現在、池袋のホテルに泊まっています。
京都にはムスメと5泊し、とても楽しかったです!
しかし私としたことが、着いた早々、やらかしまして・・・(泣)
でも、そのトホホな話の前にまず、予約してあった嵐山の素敵なランチをご報告させてくださいな。
期待した通り、本当に美しい御膳でした
季節によって多少メニューが変わるそうで、私たちがいただいたのはコチラ。
どれも美味しかったです。が、温かくてはいけない海鮮ちらしを除く丼ものがアツアツでなかったのが、ちょっと残念でした。
お店の入口脇には、イメージキャラクターらしいふんわりしたウサギたちの絵が壁いっぱいに描かれていて、可愛かったです。
お店の外観はこんな感じで、思ったよりずっと小ぢんまりしたお店でした。
ではここで、嵐山での美しいランチから二日ほど時間を戻します。
それは、ムスメと私が京都に着いた日のことでした。
チェックインには早すぎたので、ホテルに荷物だけ預かってもらい、ムスメと私は、
京都駅からすぐのところにある、イオンモールに向かったのですよ。
「衣類が足りなくなりそう」 とムスメが言うもので。
【 このあと、傷の写真が出て来ますので、苦手な方はご注意くださいね。】
ところが、イオンモールが目前というところで、私は突然、転んでしまったんです。
今でもなぜそうなったのかわからないんですが、本当にあっという間で、頭や顔を守るために
両手をつくことすらできなかったんですよね。
(ヤバ、転ぶ!)と思ったときにはもう、顔面の右上と右手の甲を、地面にぶつけていました。
恥ずかしかったけど、どうせかすり傷と痣だけだろうと、両手をついて上体を起こしました。
すると、地面にボタボタと血が垂れていてビックリ。
驚き駆け寄ってきたムスメは、心配して「お母さん!大丈夫?大丈夫?」と・・・
周囲に人が集まってきて、そのうちのお一人には大変お世話になりました。
30代くらいの精悍な容姿(つまりイケメン)の男性で、最初は私が傷口に当てていたティッシュ―、イオンモールの従業員の方が
救急箱を持ってきてくれてからはガーゼを、ずっと出血している右目の上の部分に、当てていてくれたんです。
腕が疲れるだろうから「自分で抑えられますから」と言ったんですが、
「大丈夫ですよ、鍛えていますから」と、救急車が到着するまでの10分ほど、ずっと抑えていてくださいました。
何となく手際がプロっぽかったので、「お医者様ですか?」と訊いたら、歯医者さんとのことでした。
救急車までは要らないと思ったんですが、その方は「自分は倒れるところを見ていなかったので、念のために
救急隊員に見てもらった方がいい」と。どのみちその場に居合わせた他の方が救急車を呼んでくれていたようで、
やがて救急車が到着。救急隊員が私の世話を引き継ぐと、歯医者の男性はさっそうとその場を去っていきました。
私は言葉でお礼を伝えることしかできませんでしたが、本当に有難うございました・・・!
救急車が到着し、もしかしたら病院行きという事態に陥ったため、その時私が真先に考えたのは、
(旅行保険に入っていて良かった・・・!)ということ。
いっぽうのムスメは、もし私が意識を失うようなことがあったら、何か質問されても
(日本語できないのに、どうしよう・・・!)と、気が気ではなかったそうです。
というわけで、61歳にして初めて、日本の救急車のお世話になってしまいました。
(イギリスの救急車には、緊急帝王切開でムスメを出産する羽目になったときにお世話になっています。)
ムスメの初めての京都旅行に汚点をつけてしまって、深く反省・・・
否、あとになったら(そういえば、あんなことがあったのよねぇ・・・ )と懐かしい思い出になるから、まぁいいか。
救急隊員さんは私の傷口を調べ、傷口は広くないので縫う必要はないと判断。
バイタルと瞳孔をチェックし、脳に異常がないかの質問をいくつかしたあと、病院に行くかどうかは私次第ということになりました。
私はダメージは表面だけという自信があったので、病院には行かないことにし、その旨を表明した文書にサインし、
救急車から出ました。そうそう、なんと警察官まで来たんですよ。
念のため、私が誰かに押されたなどの事件性がなかったことを確認するためだったようです。
私は誰かに押された感覚などなかったし、ムスメが私のすぐ後ろを歩いていて転倒するところもばっちり見ていたので、
事件性がなかったことは明らかでした。
その後イオンモールの洗面所に入り、ざっと傷口や両手をきれいにし、買ったガーゼとテープで傷口を保護。
モールをぶらついて時間をつぶし、ホテルにチェックインしてひと休みしました。
出血した傷は右目の斜め上で、長さは1cmにも満たないくらい。
この程度の傷であれほど出血したことにビックリです。
転倒直後はそれほどひどく見えなかった私の顔も、時間が経つにつれ腫れ、痣も色濃くなっていきました。
頬骨のあたりも擦ったようで、そのうち小さなカサブタが、たくさんできました。
というわけで、こんなトホホな顔で31年ぶりの京都を歩いてきたワタクシです。
顔の腫れと痣は、少しずつ良くなってきて、転倒から9日目の今日は、大分目立たなくなりました。
下は転倒から6日目の写真です。その後は写真も撮らなくなったので、ご参考までに。
(肌が黄色く見えるのは、部屋の照明のせいなので気にしないでくださいね。)
まだまだ元気、転倒なんて他人事。と思っていたのに・・・ショックです。
でももっとひどいことになっていた可能性だってあるのだから、この程度で済んで良かったと、
ポジティブに考えなくては。
たとえばスマホはポケットに入っていたので無事だったし、奇跡的に眼鏡も、フレームの右腕の部分が
広がってしまっただけで、レンズにはまったく傷がつきませんでした。
そのフレームの右腕も、後から京都駅前ヨドバシ5階にある『眼鏡の愛眼京都ヨドバシ店』さんが、
なんと無料で直してくださいました!ほんとうにありがとうございました。
それから救急車も、費用は請求されないんですね。
私は日本国に税金も保険料も納めていないのに、何だか申し訳ないです。
申し訳ないといえば、手当てをしてくださった歯医者の男性、救急箱を持ってきてくれて、
私の両手についた血を拭きとってくれたイオンモールの従業員の女性、道路に落ちた私の血痕を
交通整理をしながら掃除してくれたイオンモールの従業員さんと警備員さんたち。
皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。そして、
本当に有難うございました。
そうそう、あとからムスメに聞いたのですが、通りがかりの一女性も、ティッシュ―を2つ、
使うようにとくれたそうです。
困っているときの親切って、ほんとうに心に沁みますね・・・
受けた親切に報いるため、私も機会があれば、できるだけ人の助けになろうと誓ったのでした。