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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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ミュンヘンなう2018 ③

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《 からのつづき 》

 

すっかりお腹が満たされた(好物のジャガイモ団子が一個では物足りなくてもう一個追加注文したことはナイショ・・・)ので、つぎは過去に上ったことがなかった新市庁舎 New Town Hall (Munich) の塔に上ってみました。ここは目と鼻の先に立つ聖ペーター教会のように螺旋階段を自力で上らなけらばならない塔とは違い、エレベーターで上れるので体力要らずです。まず4階までのエレベーターがあるのでそれで4階まで上ってみたら、角を曲がった先に受付がありました。でも優し気でとても感じの良い受付の女性によると、そこでは入場券は買えず、一度外に出て新市庁舎を背に左に歩くとすぐ左手にあるインフォメーション・センターで買ってくるよう教えられました。3ユーロでした。入場券というかレシートを持って受付に戻るとそれを少しばかりちぎってくれ、晴れて別のエレベーターで9階まで上昇。塔上から眺めたマリエン広場と旧市庁舎(Old Town Hall, Munich =赤い尖塔のある建物)です。

  

 新市庁舎の塔より少し高そうに見える、聖ペーター教会 St. Peter's Church, Munich の塔と私(下左)。ミュンヘンのシンボルである玉ねぎ型のふたつの塔をいただいたフラウエン教会 Frauenkirche, Munich (下右)もよく見えました。

 

 つぎはマリエン広場からすぐの距離にあるヴィクトリアエン市場(Viktualienmarkt)を歩きました。ここはもともとは農作物市場でしたが、現在は花や、変わった果物・猟鳥類・スパイス・チーズ・魚・ジュースなどグルメ向けの食料品を売るお店で賑わっています。ビアガーデンまであって、観光客もたくさんいました。

 

 ヴィクトリアエン市場は第二次大戦中にひどく破壊されてしまったため、解体撤去して多層階のビルを建てるという案まで出たそうです。でも市当局は巨額の費用をかけて市場を再建する道を選びました。

 

 まだ10月ですが、クリスマスの飾りもちらほら出ていました。地味好みの私は、抑えた色調のリースが気に入りました。(オットーは「色が褪せちゃったやつみたい」と言うだろうケド

 

 素敵にアレンジされた生花も目に留まりました。ペーパーフラワーづくりを始めてから、前より花に目が行くようになったんですよね。

 

 今でも覚えているんですが、1980年代のある夏に黒柳徹子と久米宏司会の『ザ・ベストテン』がここから生中継されたことがあったんです。8月だったのに気温は25℃と聞き、とても羨ましかったんですよね。でもってこのお掃除道具を携えたおばさんの像に、たしかスタジオにいた黒柳さんが「その方、お掃除がお好きなのでしょうか」と言及されていたのを、今でも覚えています。

像に刻まれたこの女性の名は Ida Schmacher(1894-1956)。調べてみたらこのイーダ・シュマッハーさん、庶民に愛された歌手兼女優で、とくに『ゴシップ好きのおしゃべりオバサン』役を完璧に演じて大成功をおさめたそうです。このブロンズ像は1977年に、彼女を記念してヴィクトリアエン市場にある6体の像のうちのひとつとして建立されました。

 

 ヴィクトリアエン市場の脇から見た、聖ペーター教会(中央の塔のある建物)と旧市庁舎(右手の赤い尖塔のある建物)。

 カウフホーフ方面へと戻る途中、懐かしい風景写真が飾られていました。中国っぽいものも混じっていましたが。和食レストランかアジア・レストラン?と思い、お店の前面にまわってみたら・・・

 

 店名はSASOU。”誘う”?ドイツ語ウェブサイトではアジア料理となっていますね。パック寿司のお持ち帰りもできるようです。右端のパックの赤いものは、もしや、赤ピーマン・・・? (その昔イギリスのスーパーにお寿司が出回り始めた頃、赤ピーマンが握りの上に載っていて目が点になったことがあるもので・・・

  

 電車でヘルマンの住む町に戻り、日没が迫る中、のんびりフットパスを歩いて帰宅しました。

 

 やがて見えてきた、ヘルマン宅から最寄りの教会です。

 

 どっしりと頑丈なうえそことなく可愛らしいドイツの家、いいなぁ~

 

 

 イギリスの友人に出すため買った絵葉書です    

 

 

《 ④につづく 》

 

 

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