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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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ミュンヘン2018 ⑩

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《 からのつづき 》

 

ニンフェンブルク城に行った10月26日(金)は17℃まで上がって汗ばむほどの陽気だったのに、アリツィアに招待されたその翌日は一気に冷え込んで最高気温は8℃!そして帰国日である28日(日)も、最高気温はたったの5℃の予想。大好きなドイツでの7泊8日はあっという間に過ぎ、イギリスに戻る日が来てしまいました。帰国便は午後で時間に余裕があったので、朝食後、冷たい小雨がそぼ降る中、ヘルマンにお供して今回最後のお墓参りをしました。

 

泊りがけで家を空けているのでない限り、そして天候や体調が許す限り、毎日欠かさずお墓参りをするというヘルマン。これからどんどん冷え込んで寒い冬が来ても、こうしてできるだけ毎日ルイゼとお話をしに来るのでしょう。どうかヘルマンのために、あまり厳しい冬になりませんように・・・。

 

眼病のため視力がかなり落ちているヘルマン。家事ヘルパーのインゲさん(参:ミュンヘンなう④)には、現在は週3回5時間ずつ来てもらって掃除・洗濯・買物などを手伝ってもらっているそうです。彼女の負担を軽減するため、私がお借りしていた寝具のカバーは外して畳んでおきました。でもって寝具カバーをはぐときに気づいたんですが、上掛け布団カバーにも枕カバーにも、とても細いファスナーがついていました。これだけ細ければ眠るときに邪魔にならないでしょう。しかもファスナーには開閉の際につまむ部分はなし。あれがあるとごろごろして煩わしいかもしれないから、わざとつけていないのでした。(イギリスの寝具カバーは大抵はファスナーではなくて、定間隔で大きなボタンがついています。)こんなところにも、ドイツ製品の質の高さを見せつけられた思いがしました。

この日へルマンは私が出発して間もなくエリカさんの来訪を予定していたので、バス停までは送りに来られませんでした。が、それは、私にとっては願ったりかなったり。私を見送ったあと誰もいない家に帰っていくヘルマンを想像するのは辛かったので・・・ 私が辞去して間もなくエリカさんが来ることで、私の気持ちはかえって軽くなりました。玄関先でヘルマンに「じゃあまた来年会いましょう」と言ったら、「歳が歳だから約束はできないけどベストを尽くすよ」とヘルマン。ベストを尽くして来年も元気でいてくれなくては困ります。来年こそはムスメを連れてきますから!

そうなんです、ムスメのこと、できれば今年連れて行きたかったけれど、大学を終えて働き出したばかりだったので無理でした。ロンドンで住む部屋探しにも難儀して、未だに私の友人の母君シーラの家に居候しているくらいだし・・・ ムスメは行けないこと、ヘルマンには伝えてあったのですが、ヘルマン、インゲさんに指示して念のためにとムスメのベッドも地下に準備しておいてくれました。なんて親切な・・・ 心苦しかったので、せめてもの罪滅ぼしに、ムスメにベッドの画像を送りました。ムスメ、「残念・・・行きたかったよぉ・・・」と返信してきました。

(あ、このこともうに書いてありましたね。重複してスミマセン

 

近所のバス停からバスで最寄駅に出、Sバーンでオストバーンホーフ(東駅)まで行ってSバーンを乗り換えます。オストバーンホーフでトイレを探したのですが、これがわかりにくかった!トイレらしからぬトイレなんだもの。何かのお店だと思って最初素通りしてしまいましたよっ!

 

有料トイレで、1ユーロを払うと透明な扉が開きます。5ユーロか10ユーロの紙幣も、クレジット・カードも使え、おつりもでるんですね。なかなかよろしい

 

1992年5月に開港したというミュンヘン空港は、ターミナル1と2の間に複合商業施設を擁する広大なエリア(下左画像、奥がT1)がありますが、ここはミュンヘン・エアポート・センターと呼ばれているみたい。冬にはマーケットが開かれ、スケートリンクまで出現するそうです。(参: ミュンヘン空港 / AllAbout

例年になく暖かかったという今年の10月でしたが、私の帰国が近づいた週末から急に寒くなったので、この日のビアガーデン、お客はまばらでした。仕方ないですよね、ここ、吹き抜けだから。

 

旧型プロペラ機を模した面白い屋台もありました。

 

去年学習した(参: ミュンヘンなう⑧)ので、パスポート・コントロールを早々と済ませてラーメン屋さんに向かいました。

 

寒い日だったので温かいラーメンにするつもりだったのに、レジの脇でお寿司のパックを見たら、結局またお寿司を選んでいました。

お土産を見まわって目の保養をしたあと、ゲートで出発を待ちます。今回も去年と同様、通路の左手に1列・右に2列の座席が並ぶ小さな飛行機でした。30分ほど遅れて離陸。

 

さらばミュンヘン。来年もまた来れるといいなぁ。スナックのサービスが来たので、コーヒーとキットカットをいただきました。

 

飛行中はもちろんネットには接続できませんが、グーグル・マップはそれでも現在地を追っているようで、窓の外を見たら似たような地形が広がっていて感心。

 

 

 

ブリストル空港が近づき、M5高速道路が見えました。無事着陸。よかった、今回も生き延びたぞ~!

 

迎えに来てくれていたオットーの運転で、約1時間で帰宅・・・する前にオットー両親の所に寄ってもらい、お土産の箱入りコーヒー・チョコレートとライ麦パンを届けました。ライ麦パンは私たちも好きなので、自分たち用にも買ってきました。ひとつずつ買うつもりでしたが、パン屋さんで丸ごとひとつの大きさを見て断念。ひとつを半分に切ってそれぞれを包んでもらいました。お土産の中でこれがいちばん重かったです。

パン屋さんは日曜休業のため、帰国前日の土曜日に買ったパンでした。そのためできるだけ早くオットー両親に届けたかったのです。ヘルマンが好んで食べているこのパンの名称をインゲさんにメモしてもらい、パン屋さんに行きました。オットーによると「アグネス(オットー父のドイツの従妹)の行きつけのパン屋さんがレシピを変えてしまう前に食べていたような、自分好みの味だ」そうなので、重かったけど運んできた甲斐がありました。

その他に買ってきたものはといえば、もっぱらチョコレート。去年買ったサラミは、それほど感銘を受けなかったので今回はやめました。

 

アドヴェント・カレンダー(下左)はムスメと二人の甥っ子用です。

 

大好物のリンドールは冬季限定版かもしれない WINTER-MIX というのを見つけたので、迷わず購入。

 

オットーと私用の下の2箱は、それぞれが均等にすべての風味を味わえるよう、ペンでイニシャルをふりました。ら、オットーが大笑いしていました。

 

というわけで私は、ヘルマンのおかげで今年もミュンヘンで命の洗濯ができた次第です。

ヘルマン、グルーバー家の皆さん、心から感謝いたします・・・  

 

《 おわり 》

 

 

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