先月ピンチヒッターの住み込み介護をした私。
『キュートなネコ母さん』の末尾に書いた通り、レギュラーでリンダさんの住み込みをしているマリーが手首を骨折してしまい、
全治5週間だそうです。でも他にもリンダさんの住み込みができるスタッフはいるそうなので、もう私は用済みかな?と思っていたら、
今月10日(月)=明後日=から17日(月)までの一週間だけ、カバーが見つからなかったらしく住み込みを頼まれ、引き受けました。
そこで今日までの一週間は、クリスマスのお菓子作りに励みました。
今回はその努力を記録に残しておきたいと思います。
な~んてね、非常勤とはいえ平均で週4日働いていた去年までと違い、今年は限りなくニートに近い生活をしているわけなので。
ゆっくり時間をかけ、まったりとベイキングを楽しめました ♪
イギリスのクリスマスに欠かせないお菓子その1: クリスマス・ケーキ
と言っても、これは我家流のケーキです。以前は丸ごとひとつのホールケーキを焼いていましたが、それだと切り分けていくうちに崩れてきて見栄えが悪くなる(崩れたのは私のケーキの欠陥のせいかもですが)ので、近年はカップケーキにしています。カップケーキだと焼き時間がずっと短くて済むし、上面デコレの甘い部分も公平にしかもたっぷりついてくるので、オットーにもムスメにも好評。
もひとつ我家流なのが、カバーリング。ホールのクリスマス・ケーキは薄く伸ばしたマジパンと白いアイシングで覆うのが定番ですが、うちは甘いだけのアイシングよりチョコレートの方が好きなので、私のクリスマス・カップケーキはマジパンとチョコレートで覆っています。上面の飾りは白と黄色(←商品名は natural と golden の marzipan)のマジパンを型抜きしたホリーの葉と実。焼き上がったカップケーキが冷めたら上面に竹串でたくさん穴を開け、数度にわたってブランデーを浸み込ませます。
ホリーの葉と実が乾いて固くなったら、デコレーションの開始。カップケーキの上面に温めてブランデーでのばしたマーマレードを塗り、薄くのばして丸く型抜きしたマジパンをはりつけ、上面全体を湯せんで溶かしたチョコレートで覆い、ホリーの葉と実で飾ります。
イギリスのクリスマスに欠かせないお菓子その2: ミンス・パイ
小麦粉と砂糖とマーガリンを混ぜて生地を作り、型抜きしてカップケーキ型に敷き、ミンスミートを入れていきます。ミンスミートは瓶詰めの市販品でOK。昔テレビである料理研究家が、「自分で作るミンスミートは市販品と比べたら段違いに美味しい」と言っていたので、一度だけ自分で作ってみました。が、市販品と変わらなかったので(たぶん私が味オンチだからでしょうが)、その後は自作はやめました。
生地を型抜きしてパイのフタも作り、上面にのせて焼けば出来上がり。焼く前に溶き卵を塗れば焼き上がりはもっと美味しそうに見えますが、面倒臭いのでやりませんでした。
何となく気が向いて作りました: ビスケット2種
いきなり焼き上がり画像です。白いのは、もともとは『びっくりスノーボール』という日本のレシピ。中に Smarties という名の、日本のマーブルチョコレートそっくりのチョコ粒がふたつ入っています。本来ならボールみたいに丸く焼き上がり、冷めたら粉糖をまぶしつけるため『びっくりスノーボール』なのですが、私が焼くといつもマウンド型になってしまいます。さらにオットーが粉糖嫌いなためまぶしつけないので、スノーボールにはなりません。
もうひとつのビスケットは『ミニ・クリスマス・プディング』。デコレーションにはホリーの葉と実が必要です。クリスマス・カップケーキに白と黄を使ったので、ここでは白いマジパンを緑と赤に色づけして作りました。
ボール(じゃないけど)のビスケットは、シンプルに溶かしチョコレートとカラフルな砂糖粒でデコレ。
ミニ・クリスマス・プディングは溶かしホワイト・チョコレートとホリーで飾りました。
ムスメは22日から29日までお休みをもらえたので、家に帰ってきます。
お菓子をたくさんこしらえたからね~!
早く帰っておいで。 待ってるよぉ~!!