イギリスのクリスマスに欠かせないお菓子、ミンスパイ。
中に詰めるのはミンスミートです。
手作りもできますが、ものぐさな私は市販品を利用。
クリスマス後に値引きされていた(1ポンド=145円 → 80ペンス=116円)ので、もう一度ミンスパイを作るべく買っておきました。
昨日はそれを使ってまたミンスパイを作ったので、今回は私のレシピ(←パイ生地の)をご紹介したいと思います。
でもその前に・・・
ミンスミート一瓶だとミンスパイを24個作るのに足りなくなるので、ボウルに空けたミンスミートに、
香りづけのブランデー大さじ1と、
かさを増やすため小さめのリンゴ1個の皮をむき小さな角切りにしたものと、
ライス・クリスピーズ大さじ7を加えるのがワタシ流。
ライス・クリスピーズの代わりに砕いたコーンフレークスでもいいかもしれません。
(シリアルを加えたがるのは、そうするとある程度汁気と甘さを抑えてくれそうだからです。)
パイ生地は、スイート・ペイストリー。昔義母か義妹に教えてもらったレシピで、簡単なのでずっと愛用しています。
ミンスパイ24個分のスイート・ペイストリーの作りかた
薄力粉350g、ベーキングパウダー15g、砂糖85g、塩ひとつまみをボウルに合わせてよく混ぜる。
バター(マーガリンでも代用可)120gを加え、指先ですりつぶしながら粉類によく混ぜ込む。
ほんの少しずつ牛乳を加えていき、指からもボウルからもきれいに離れる扱いやすい生地にまとめる。
ここで生地を練りすぎると焼き上がりが固くなるので注意!
生地を3mm厚にのばし、直径8.5cmくらいの丸型で抜き、カップケーキの焼き型の底に敷く。
私の型には、直径8.8cmの抜き型がちょうどいいみたい。
抜いた生地の上にミンスミートを等分に分け入れて、・・・
上に型抜きした好きな形の生地を載せたら、200℃でほんのり色づくまで、13~15分焼く。
(今回のは生地がやや固かったから、ちょっと焼きすぎちゃったみたい・・・ くれぐれも焼きすぎに注意!)
(余った生地も、捨ててしまってはもったいない。適当に載せて、焼いて、食べました! )
ミンスミートは日本ではなかなか手に入りにくいし、手に入ってもお高めみたいですね。
私がよく読みに行っているデイリーポータルZで、ミンスミートについて書かれている過去記事を見つけました。
高級スーパーで聞いたことのないものを買ってきたやつが勝ち (2020年4月9日)
なるほど、イギリスでは安いミンスミートも、日本に輸入されれば10倍近いお値段か・・・
イギリスではチャルメラがごちそうになるのと一緒ですね。
でもご安心!ミンスミートのレシピもググれば出てくるみたいですから。
皆さんあれこれ工夫していらっしゃいます。
ミンスミートを本格的に手作りするうえでただひとつ手に入りにくい材料といえば、きっと、スーエットでしょう。
ミンスミートの中に入っている、白くて細長いもの。この記事の最初と二番目の画像にも見えています。
(スーエットについては、去年記事にしました。)
でもスーエットは脂肪ですから。
入らなければ入らないで、それなりに美味しく、しかもヘルシーなミンスミートになるのでは?
ということで、よろしければぜひ、ミンスパイの手作りに挑戦してみてくださいね!