3日前にスコットランドのバルモラル城で亡くなられたエリザベス女王陛下の棺は、
今日(9月11日日曜日)午前10時過ぎ、バルモラル城を出発。
今日の目的地は、スコットランドの首都エディンバラにあるホリールード宮殿です。
女王陛下に最後のお別れをしたい市民のため、わざと遠回りし、175マイル(280km)の行程を、約6時間かけて走行しました。
オートバイに先導された車列を待つ、沿道の人々。
人口密度の低い緑豊かな美しいスコットランドを、7台編成の車列が進みます。
先頭の車に女王陛下の棺。2番目の車にはアン王女ご夫妻が乗車されたそうです。
トラクターも整列して、女王陛下をお見送りしていました。
女王陛下ご自身が2017年8月に開通させたという英国一高い橋クイーンズフェリー・クロッシング(Queensferry Crossing)を渡ると、エディンバラまであと一息。
エディンバラ到着~! 車列はエディンバラ城とホリールード宮殿を結ぶ石畳の通りロイヤル・マイルを進みます。
午後4時23分、ホリールード宮殿に到着しました。棺は明日の午後まで Throne Room (王座の間)に安置されるそうです。
(記事中の画像はすべて、Queen's coffin arrives in Edinburgh after journey from Balmoral - BBC より引用させていただきました。)
住み込み介護仕事中のワタクシ。
今日も仕事の合間にスマホをチラ見したり、あるいはベティーさんがテレビを見ているときにご一緒させていただいたりして、
可能なときに女王陛下の棺の旅を追いました。
見ていて思ったんですが、スコットランドって本当に美しい 行ってみたくなりました。
でもこう言っては何ですが、美しいスコットランドをこんな風に見る機会に恵まれたのは、
女王陛下がバルモラル城で亡くなられたおかげです。
もしバッキンガム宮殿やウィンザー城で亡くなられていたら、棺の移動は最少限で済み、
スコットランドの美しい風景が生中継されることもなかったでしょう。
女王陛下の棺とともに美しいスコットランドが紹介されたのは、ご自身が愛したスコットランドに対する、
女王陛下の感謝を込めたプレゼントだったのかも。
な~んてことを、妄想してしまいました。
《 オマケ 》
チャールズ新国王の即位が、今日はウェールズのカーディフ、スコットランドのエディンバラ、北アイルランドのベルファストで、
正式に布告されたそうです。
下はカーディフでの布告に先立つ兵隊の行進の様子ですが、山羊連れなのがオモシロイ
部隊のマスコットだそうです。
逃げ出したりしないよう、よく訓練されているのでしょうね