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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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“No Trousers on the Tube Day”

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 昨日8日(日曜日)は、“地下鉄ノー・ズボン・デー” 。

ロンドンの地下鉄でも、このイベントに参加する勇気ある人々が数百人いたそうだ。

 

『下半身にズボンを穿かない以外は普通の冬の格好をしていつも通りに地下鉄に乗り、普段通りに振る舞う』

というのが趣旨。

 

勇敢なのは若者だけじゃなかった! おじ様(下右)エライ!!  (って、私と同年代だったりして

 

私は参加する勇気はなかっただろうけど、実際見てみたかった。 思わず笑みがこぼれただろうな。   ロンドン近くに住んでいなくて残念。

 

ワンコ(下右)が心なしか (目のやり場に困るんですがぁ~) と訴えているように見えるのは気のせい?

 

殺伐とした世の中だから、こういう悪気のない、笑みを誘うだけのジョークはいいと思う。

 

 

 去年も話題になっていたこの “地下鉄ノー・ズボン・デー” だけど、詳しくは知らなかったので調べてみた。

事の起こりは2002年。

仕掛け人は、ニューヨークで2001年夏に結成された Improv Everywhere というイタズラ好き集団。

見知らぬ人々を害のないイタズラで驚かせ笑わせることを目的とする。

最初の No Pants Subway Ride (←本家は米語なので) は、2002年の1月5日。

ズボンを履いていない7人の男性が、連続する7つの地下鉄駅から一人ずつ乗車した。

イタズラ参加者は、冬用のコート、防止、マフラー、手袋などを身につけ、お互いを知らないフリをする。

唯一普通と違うのは、ズボンをはいていないことだけ。

なぜズボンをはいていないのか訊かれたら、「忘れたんだ」 と答えることになっていた。

写真は撮られなかったが、隠しカメラで乗客の一女性の反応が撮影された。

 2003年、2回目のノー・パンツ・サブウェイ・ライドには、女性数人を含む約30名が参加。 中にはビジネスマン、観光客などを 「演じる」 参加者もいた。 イタズラに気づいた車掌に 「ここは子供の遊び場じゃないぞ!」 と怒鳴られた。

その後少しずつ参加者を増やしながらイベントは続く。

2006年、5回目のときは警官に部分的に中止され、参加者8人が手錠をかけられ連行された。 が、一ヵ月後に不起訴処分に。 ニューヨークで公共の場を下着姿で歩くのは違法ではないからだ。 この年の参加者数は約150名に増えていた。

2008年、7回目の参加者数は約900名で、しかも初めて男女ほぼ同数になった。 ニューヨーク以外の都市にも飛び火し、バルティモア、ボストン、シカゴ、ポートランド、サンフランシスコ、ソルト・レイク・シティー、トロント、ワシントンDC、オーストラリアのアデレイドでも行われた。

2009年、8回目はニューヨークのみで1200名が参加。 世界の21都市でも1000人以上が参加した。 ニューヨークでは初めて、吹雪の日の開催となった。

2010年、9回目は世界の44都市で5000人以上が参加。 ニューヨークだけでも3000人以上が参加した。

2012年、11回目は27ヶ国59都市で数万人、ニューヨークでは4000人近くが参加。 イスタンブールでも参加者が出たが、逮捕されてしまった。

2015年、14回目のときはラトビアの開催が当局に禁止されかけたが、メディアに報じられたことで無事開催にこぎつけた。

2016年、15回目。 ニューヨークは温暖な雨模様の日になった。 東京()やエルサレムでも開催された。 モスクワでは開催責任者が数日後に警察で尋問されたが、起訴されることなく釈放された。

 

 

・・・とここまで書いてきて日本語ウィキで調べたら、ちゃんともうページがあったんじゃない! 

パンツを穿かずに地下鉄に乗ろうよ運動

でも日本で言うパンツはアメリカで言うパンツと違うから、これは

『ズボンを穿かずに地下鉄に乗ろうよ運動』 の方がいいのでは!?

イギリスのオンライン・ニュースではちゃんとイギリス風に、この記事のタイトルのように言っているし。

・・・東京でも昨日、パンツ姿の乗客が地下鉄駅を闊歩したのかな?

 

 最初の No Pants Subway Ride に話は戻るけれど、いきなりズボンなしの男性が乗り込んできたら、誰だってビックリすると思う。

しかも次の駅に止まったら、また一人。 盗撮されていた女性の不安げな表情、大いに頷けるわ~。 (その上読んでる本が RAPE だし!)

一人目を目にして落ち着かなげな表情を見せ(下左)、二人目のときは警戒心露わ(下右)。

 

二人目が近寄ってきたときは、思わず本をしまって臨戦態勢に(下左)。 でも向かい側の隠しカメラマンの隣に座っていた2人のデンマーク人男性乗客が笑い出した(下下左)ので、彼女もつられて笑顔になり、リラックスできたそうだ。

 

このビデオはしばらく放置されていたが、仕掛け人が5年後に YouTube に投稿。 すると例の女性の友人が彼女であることに気づき、彼女に教え、彼女が 「これ、私よ!」 とコメントしたそうです。 それまでの5年間、仕掛け人は彼女がどこの誰だったのか知らず、彼女はあの日のあれ(ノーズボンの乗客)はいったい何だったのか知らずだったわけで。

 

5年前のナゾが解けたケイトさんは、 「見て見て! 私インターネットのスターなんだから!!」 と友達に連絡しまくったそうです。

 という、ノーズボン・デ―のこぼれ話でした。

 

 

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