3月から専業主婦させてもらっているにもかかわらず、なかなかブログ更新ができません・・・
その理由のひとつは、またパンづくりを始めたことかと。
パンづくり、以前はよくやっていたんです。生地を発酵させるのにちょうどいい場所があったので。
狭いボイラー・スペースに設置された古いボイラーの上が、常時ほんのり暖かくて、発酵にはもってこいでした。
ところが古く時代遅れになっていたオイル・ボイラーを点検してくれる業者が見つからなくなってしまい、とうとう2011年9月に、
ガス・ボイラーを設置してもらいました。
(その設置工事がまた!『イギリスのあるある』で不良工事で、なのに不良に気づいて報告してから正してもらうまで、
一年以上かかったのでした。(参: 煙道ガス管からの液漏れ) )
ガス・ボイラーは別の場所に取り付けなければならなかったので、それまでのボイラーは撤去され、そのスペースはオットーの大工道具収納庫になりました。
そんなわけでパン生地発酵に愛用していたボイラー(の上)がなくなってしまったので、パンを作る気が失せてしまい、その後はずっとやっていなかったんです。
ところがロックダウンで3月後半に家に戻ってきたムスメが、オリーブ・ロールを作りたいと在宅ワークがお休みの日にパンづくりに挑戦。
発酵は、暖かい部屋の窓辺や乾燥戸棚(お湯のタンクの上が棚になっているスペース)でやってみたところ、時間はかかったけれど大成功でした
それに触発され、今のところ専業主婦で時間がある私も、パンづくりに燃えてしまったのです。
アップル・シナモン・ロールとか、ソーセージ・ロールとか、コーヒー・ロールとか。
私はメンド臭がりなので、上面の溶き卵塗りはしません(←エバるな)。コーヒー・ロールはばらけて隙間ができてしまったので、大いに改良の余地アリです。
昔日本に里帰りしたときに買ってきたパン作りの本に従い、メロンパンにも挑戦してみました。が・・・
上にかぶせるクッキー生地がかなり余分にできてしまい、いくつかは全体をくるんでしまったため、内部で発酵して膨らんだパン生地によって
クッキー生地が破られてしまいました。てか、当然ですよね・・・
クッキー生地を下側でまとめた部分も、焼きあがったら妙な色がついて、歯ごたえも固かったです。
今度作るときはクッキー生地はあまり大きく伸ばさず、それで覆うのもパン生地の上面側面までにしておこう。と思います。
でも味はそれなりにメロンパンの味がしたので、久しぶりに味わえて嬉しかったです!
イーストを使ってピザも作りました。家で作るピザって、好きなものを好きなように載せられて楽しい!
ケーキも作っています。下は、モカ・ケーキとバノフィー・メレンゲ・ロール。
バノフィー・パイがよく知られていますが、バナナとトフィーを使えば何でもバノフィー○○になるみたいです。
下は、私のオススメ: パイナップル・アップサイド・ダウン・ケーキ。
(焼型の底面の模様が残っちゃいましたが、無視してください。)
簡単で美味しいので、レシピを載せておきますね。(25cm丸型1個分です。)
① バター(またはマーガリン)60gとブラウン・シュガー(なければ三温糖でも上白糖でも)75gを小鍋に合わせて弱火で溶かし混ぜ、型に流し入れる。
私は電気調理台に丸型を直接載せて溶かし混ぜちゃいました。恥を忍んで告白すると、最初は(この型グレーで光りものじゃないから大丈夫だろう)と、
レンジでやろうとしたんです。大丈夫そうだったんですが、型の出っ張った部分が側面にあるシルバーの丸い紙みたいなのに触れたら
スパークしてしまい、慌ててストップしました。
② 缶詰のパイナップルとお菓子作り用のチェリー(半割)を、①のトフィー・ソースの上にアレンジする。
③ バター(またはマーガリン)150gをクリーム状に練り、砂糖150g・溶き卵3個分・薄力粉140gとベーキングパウダー10gをふるったものを順番に
加え、その都度よく混ぜ合わせる。
④ ②の上に③の生地を広げ、上面を平らにならし、180℃で約30分焼く。焼きあがったら10分置いてから皿の上にひっくり返して出す。
また温かいうちにアイスクリームやホィップクリームを添えて食べてもいいし、今の季節なら冷蔵庫で冷やしておいても美味しいですよ!
ムスメが作ったこのビスケットも、私の大好きなシナモンがきいていて美味でした
バターたっぷりでカロリーが怖いから一枚でやめなきゃだけど、それが難しかったです。
イギリスのあるある。スーパーから買ってきた小麦粉、粉ふいてます。
袋の上部の折り目の間に挟まった小麦粉がこぼれてきているのです。
こんな包装の仕方、日本では有り得ないように思うんですがどうでしょう?キレイに包装するのって、そんなに難しいのかしらん。
このあと、スーパーに持参した買物袋(日本ではマイバッグって言うんですよね?)も掃除するようでした。
ちなみにこの小麦粉は Self Raising Flour といい、すでにベーキング・パウダーのような膨張剤?が混ぜてあるものです。
イギリスでは薄力粉・強力粉と並んで売られていて、お菓子作りのレシピにもごく当たり前に出てきます。
上のパイナップル・アップサイド・ダウン・ケーキのレシピも、もともとは 「Self Raising Flour を150g」 使うように、とのことでした。
日本にはないものだったので、初めて知ったときは驚きました。
マイバッグで思い出したけど、面白い日本のジョーク(?)を聞いたので書いておきます。
レジで、店員さんが外国人のお客さんに: Do you have "my bag" ?
外国人のお客さん: I don't have your bag !
* * *
ロックダウンに揺れた英国ですが、徐々に外出規制も緩和され、今では普通の商店や飲食店も開店しています。
とはいっても今後の状況次第ではまた規制が強化されることもあるかと思いますので、誰もが常に、感染防止のため最大限努力するべきですよね。
コロナ禍が始まった頃は、トイレットペーパーがどこに行っても品切れで冷や冷やしました。
家の在庫がなくなったら、使い捨て雑巾にしようととってある古いTシャツなどを小さく切って、必要なら洗って何度も使おうとか。
おかげでトイレットペーパーを無駄使いしないよう心がけるようになりました。
トイレットペーパーだけでなく、食品用のビニール袋も。あまり汚れていないものは、洗ってまた使ったりして。
(洗うには洗剤は使うし水も使うし汚水も出すので、あまり環境保護にはなっていない気もしますが。)
みみっちいですがケーキを焼くとき型に敷くベーキング・ペーパーも、洗って乾かして再利用するようになりました。
破れてないものは、棄ててることないですもんね。(下は、洗って乾かしたやつです。)
これまで当たり前のように使い捨てていたものを、再利用するようになりました。数少ない、コロナ禍で良かったことのひとつです。
7月20日時点での、新型コロナの国別被害状況です。人口100万人につきの死者数順にしてあります。
イギリスは、堂々4位! 情けなや・・・
日本もここにきて感染者数が増えているそうですが、それでもまだまだ大丈夫ですよ!
日本の人口はイギリスの2倍弱ですから、日本がイギリス並になるには、感染者数55万人、死者数8万人を数えなければなりませんからね。
な~んて、変な慰め方ですね、すみません。
イギリス・・・もといイングランドでは、これまでずっと、マスク着用は義務ではありませんでした。
ところがここにきて、今週の金曜日(7月24日)から、スーパーを含む買物時はマスク着用が義務に。
政府はこれまでずっと「マスク着用は必ずしも感染を抑えることにはならない」と公言してきたのに、このタイミングでなぜ?とも思いますが、
小売店もオープンし始めたので、その対策でしょうね、きっと。でもこれまでマスクを着けずに入れていたスーパーまでマスクを着けなければ
ならなくなるのって、何か変な感じです。
こんなこともあろうかと、オットーが仕事の合間に、マスクを作ってくれました。
ネットで材料を取り寄せて、ミシンを使って、私・ムスメ・自分用に、ふたつずつ。
これは私が選んだ 自分用の生地。
ちなみに私はミシンが大嫌いなので触る気もありません。ほんとTNBBA(使えない○○ア)と自分でも思います。
マスクといえば、スーパーに置いてあった無料の雑誌の広告。
確かにステキなマスクだけれど、お値段がひとつ30ポンド(4050円)からって!
これを買う買える人の顔が見てみたいわぁ・・・