先月起きたジュリア・ジェームズさん殺害事件に関しても
ここ一週間ほどで大きな進展があったので、今回はそちらについて書きます。
ケント州ののどかで美しい田園風景のなか、その後も懸命の捜査が続いていました。
ケント警察は、事件があった4月27日(火)にこの地域 にいたすべての人から話を聞くことを望んでいました。
先週警察は下の画像を公開し、写っている男の身元を割り出すため一般市民の協力を仰ぎました。
この男は事件の翌日(4月28日)にスピニー・レーンとホルト・ストリート(上の画像参照)にはさまれた畑地にいて、
この写真が撮られたそうです。誰がどのような状況下で撮ったのかは不明。
警察によると、「男は必ずしも容疑者ではないが、事件解明の鍵を握ると考えられる」とのことでした。
この画像が Facebook (ケント警察のか、はたまた地元のニュース社のかは不明)に掲載されると、たくさんコメントがつきました。
じつはジュリアさんの娘のベサン・コールズさん(31歳)も警察官で、数多くのコメントをひとつひとつしっかりと読んでいたそうです。
その中に、ある女性からの事件に関する情報を含むものがありました。
ベサンさんが「情報をお持ちなら、警察に行ってください。心から感謝します」と女性を促したところ、
しばらくして女性から「警察にコンタクトしました」との返事がついたそうです。
ベサンさん・息子さんと一緒のジュリアさん
その女性の情報のおかげかどうかは不明ですが、先週金曜日(5月7日)、ジュリアさんの事件に関連して地元の20代の男が逮捕され、
つづいてエイルシャムにある一軒の家の捜索が開始されました。
グーグルマップの画像もつけておきます。捜索された家が容疑者のものとすると、ジュリアさんの自宅から2kmもなさそうです。
捜索されたエイルシャムの家は、新興住宅地にある様子。
尋問のための拘置期限(72時間)が切れる今週月曜日(5月10日)、男は起訴されました。
エイルシャムに住むカラム・ウィーラー、21歳。
翌5月11日(火)、出廷して住所と氏名を確認しましたが、その際報道陣に向かって舌を出してみせたそうです。
この男、事件翌日に事件現場付近にいたという男(下右端)と同一人物ぽいと思うんですが、どうでしょう。
男の罪状認否に関しては不明です。今後は裁判が始まるまでは、情報も途絶えると思われます。
今週はじめには、一般市民の記憶を呼び起こし情報提供を呼びかけるため、女優さんを使って
事件直前のジュリアさんの行動を再現する映像が撮影されたそうです。
事件後ジュリアさんの遺体に付き添っていたというジュリアさんの愛犬トビーも、出演して一役買ったんですね。
トビーに口がきけたらよかったのに・・・!
容疑者が実際に犯人で、もうケント州の美しい田舎に殺人犯がうろついていないことを祈ります。
そして改めて、ジュリア・ジェームズさんのご冥福をお祈りします。・・・