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Channel: ハナママゴンの雑記帳
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道化に堕ちたハリー王子

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ほんと、5月なのに寒い・・・

相変わらず最高気温も低めの、天気の不安定な毎日が続いています。

散歩も、天気と相談しながら。下は散歩中に見たライラックです。

 

ハリー王子、またまたやらかしてくれましたね。

先週の『アームチェア・エキスパート(Armchair Expert)』(ポッドキャスト番組)での発言です。

(同番組には、オプラ・ウィンフリーと一緒に来週から始める動画配信サービス『Apple TV+』のメンタルヘルス・ドキュメンタリーシリーズ

“The Me You Can't See”  の宣伝のために出演したようです。)

『アームチェア・エキスパート』のホストで俳優のダックス・シェパード氏との対話で、ハリー王子は次のように語りました。

 

'When it comes to parenting, if I've experienced some form of pain or suffering because of the pain or suffering that perhaps

my father or my parents had suffered, I'm going to make sure I break that cycle so that I don't pass it on.' 

「子育てに関してですが、父または両親が受けたであろう痛みや苦しみのために私も何らかの痛みや苦しみを感じていたならば、

その連鎖を受け継がせることなく断ち切ることを確実にするつもりです」

 

'I don't think we should be pointing the finger or blaming anybody,' 

「特定の人を指差したり責めたりすべきではないと思います」

 

と言いつつも、

 

'I know this about his [Prince Charles's] life, I also know that is connected to his parents.  So that means he's treated me

the way he was treated.  Which means: How can I change that for my own kids?  And well, here I am.  I've now moved

my whole family to the US.'

「父の人生に関するこのことは知ってるし、あのことは祖父母が関係している。つまり父は、自分の両親に自分がされたように私に接したのです。

では私は、我が子のためにどうやってそれを変えられるでしょうか? そして私は今ここにいます。自分の家族全体を、アメリカに移したのです」

 

ハリーよ、そこまで言うか・・・!

 

王室での生い立ちに、painsuffering が伴うって!?

身体的・精神的・性的・経済的虐待、あるいはネグレクトがあったわけではないでしょう?

虐待と言えるほどひどいことは何もなかったでしょう!

その言い草は、本物の虐待家庭で育っている/育った人に対する侮辱ですよっ!

特権階級ボケしてんのかワレ!

 

3月のインタビューでは女王陛下とフィリップ殿下に関しては一切非難がなかったけれど、

今回は、自分の父親であるチャールズ皇太子の生い立ちに痛みや苦しみがあったと含んでいますから、

それはつまり、祖父母である女王陛下夫妻の子育てを批判していることになります。

73年間連れ添った夫を先月亡くしたばかりの95歳の女王陛下は、

ハリー王子のこの発言を、どのように受け止めたのでしょうね・・・。

世界最高齢の君主で、最長の在位期間記録を更新中で、世界一有名な王室の君主であるエリザベス女王陛下ですよ。

いくらお祖母ちゃんとはいえ、世界に向けて言っていいことと言うべきではないことがあるのでは。

そんなハリー王子がメンタルヘルスや思いやりについて意見をかます番組なんて、

可笑しすぎてヘソが茶を沸かすわっ!

 

こうして繰り返しマスコミに出てくるところをみると、結局のところハリー王子とメーガン妃は、

プライバシーが守れる静かな生活なんて望んじゃいなかったんですね。

望んでいたのは、退屈な公務から解放されて、贅沢で自由で気ままなセレブ生活を楽しむことだったのでしょう。

でも、二人に何がありますか?

夫は王室に生まれたことだけが『売り』の、甘やかされたお子ちゃまオッサン。

妻はハリウッドで成功したとは言い難い中年の二流(三流かも)女優。

 

下は今月2日にチャリティー・コンサートに登場したハリー王子ですが、私は思わず苦笑しちゃいました。

 

 

だってハリー王子って、『王室生まれ』であることを除けば、何の才能もないほんとただの人ですもの。

歌って踊れるわけでもないし、演技ができるわけでも・・・あ、自己憐憫の演技は上手いか。

 

ハリー王子には他にセールスポイントがないから、

「王室に生まれて pain と suffering を経験しながら育った可哀そうなボク」という

辛く哀しい過去を切り売りする以外にできることはないのです。

プライバシーを尊重されないことに不満をぶつけつつ、家族内で起きたことへの不満を全世界に垂れ流すこの矛盾。

自己憐憫に陶酔していて気づけないのでしょうね。

 

王室メンバーとしての特権には、奉仕や義務が伴います。

兄ウィリアム王子夫妻はとてもよく順応し、王室メンバーとしての責務を立派にこなしています。

ハリー王子とメーガン妃が公務を優先させなければならない生活、常に公衆の目にさらされる生活が嫌だったのなら、

それはよく理解できるし問題はありません。問題は、自由を手に入れたそのあとです。

 

ウィリアム王子夫妻とは対照的に、自分たちは王室メンバーとしての生活に順応できなかった。

でもそれが自分たちのせいとは思いたくはないし、世界に向けても自分たちを弁護し正当化しなければならない。

そこで自分の生い立ちや家族内であったやりとりを思い返して、使えそうな材料を探りあてて、

「努力したけど受け入れられなかった可哀相なワタシたち」という口実に使っている。

というのが、私の見解です。

 

使えそうな材料が尽きたとき、ハリー王子はどうするんでしょうね?

まさか、ありもしなかったことをでっち上げたりは、しないですよね?

ハリー王子、哀しい過去を切り売りしながら、あと何年もつでしょう。

意地悪オバチャンは、10年後20年後を楽しみにしてますからね

 

ぶっちゃけ私も若い頃は、王室も皇室もべつになくても良いんじゃ?と思ってました。

でも加齢するにつれて考えが変わりました。

今では、やはり外国からの来賓があったときは、コロコロ代わる首相ではなく歴史ある王室や皇室の君主が

お迎えする方が絵になるな、と思います。

それに英国の場合は、王室が存在することによる経済効果も大きいですからね。

ロンドンというと、真先にバッキンガム宮殿や衛兵交代を思い浮かべる人も多いのでは。

 

今年の7月1日は、ダイアナ妃の60歳の誕生日となるはずの日でした。

でも36歳の若さで事故死してしまったダイアナ妃・・・。

もし存命だったら、現在のハリー王子をとりまく状況をどう思ったでしょう。

7月1日にはケンジントン宮殿の庭園でダイアナ妃の銅像が除幕され、除幕式には両王子が出席する予定ですが、

これだけ言ってしまったのだから、私はずばり! ハリー王子は除幕式には来ないのでは?と思います。

ハリー王子は来なくていいし、来たら、もしかしたら、ブーイングされるかも・・・!?

誰だって、高齢者が辛い思いをさせられるのを見たくはないはず。

そしてハリー王子は、ここまで公に女王陛下夫妻の子育てを批判したのです。

女王陛下がまだお元気な50代60代だったらともかく、先月伴侶を亡くしたばかりの95歳ですよ!?

ハリー王子がブーイングされても不思議はないし、もしハリー王子が来て私がたまたまロンドンにいたら、

私だってブーイングしてやりたいくらいです。

 

そういえばダイアナ妃も、両親が不仲な家庭で育ちました。

両親が別居したのはダイアナ妃が6歳のときで、養育権が父親に決まるまでは両親の間を行ったり来たりしたそうです。

でも過去に関して泣き言を言ったり親を責めたりはしませんでしたよね?

ところでダイアナ妃のことを「ずる賢くマスコミを操った計算高い魔女」と一部の人は考えるようですが、

私はそうは思いません。

離婚家庭に育ったダイアナ妃は、チャールズ皇太子と結婚したとき、結婚生活を成功させようと固く決心していたはず。

なのに夫にはずっと前から想い人がいて、しかも結婚の数年後からその仲が再燃してしまって・・・

わずか21歳で結婚したダイアナ妃がその後「ずる賢い雌ギツネになった」というのなら、

「そんなダイアナ妃に、誰がした?」と私は訊きたいです。

 

FINDING FREEDOM って・・・ ハリー王子夫妻が監禁/軟禁状態にあったとでも!?

二人は常に自由だったし、だからこそ今カリフォルニアにいるんだと思うんですけど。

このタイトルも、本当に監禁/軟禁状態にある人に対する侮辱だと私は思います。

 

奇しくもダイアナ妃が亡くなったのが36歳のとき、そして今のハリー王子が36歳。

自分自身が嫌う王室に生まれたおかげで得たカリフォルニアの豪邸に住み、

『元王室メンバー』を売りにセレブを気取りながら、ハリー王子よ、どこへ行く。

若い頃は羽目を外して何度も物議を醸したハリー王子でしたが、30歳を過ぎたあたりから落ち着いたようだったのに。残念です。

ハリー王子とメーガン妃は HRH (His/Her Royal Highness=殿下/妃殿下という王族の称号)は返上したそうですが、

ここまで言った以上は一刻も早く二人から、

Duke/Duchess of Sussex (サセックス公爵/公爵夫人)の称号も取り上げていただきたいものです。

 

それにしても、ハリー王子とメーガン妃に比べると、ウィリアム王子とケイト妃の、なんと上品上等に見えること!

ウィリアム王子一家を見ていると、(英国王室の未来は安泰)と安心できます。

ハリー&メーガンが王室を貶めようとするたび、

それに反比例して未来の国王夫妻であるウィリアム王子とケイト妃の株が上がりますから、

二人が大西洋の向こう側でごちゃごちゃ言うことにも利益はあると言えますね。

・・・ ハリー王子が長男でなくて、本当に良かった! ・・・ 

 


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